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若者と高齢者を繋ぐ

はじめに

若者と高齢者を繋ぐ架け橋、地球りんかです。
年始からショッキングが出来事が続いておりますが、少しでも早く穏やかな日々が戻りますように…。

常にたくさんの方々に助けられて生きていることを忘れずに感謝し、みんなの為、未来の為に出来ることを考え続けることが大切だと思っています。
今年は去年よりもっと色々なことに挑戦したいです。します!
どうぞ、よろしくお願いいたします。

2024年最初の今回は、私が毎週お会いしている92歳のおじいさんのお話と、これからの介護について考えていることを書かせていただきます。
コメントやシェアをよろしくお願いいたします!


①高齢になっても楽しく健康に生きる

こちらの利用者様はいつまでも楽しく健康に過ごせるように、週に2回ケアスタッフと一緒に趣味活動を行っています。

1月2日のお正月はボランティア2名の方も参加し、みんなで書き初めに取り組み、2024年をどんな1年にしたいかを漢字1文字で書いて表現することにしました。

「私はもう先が短いから。」
「色々なことが出来なくなってきた。」

利用者様と1年前に初めてお会いした時は、なんだか少し悲しくなってしまうようなことを仰っていたのを覚えています。

以前学校の先生をされていた利用者様は色々なことを人に教えたり、お話をすることがとても得意な方なのですが、コロナ禍で地域の集まりなどなかなか人と会うことが出来なくなってしまってから、どんどん元気が無くなっていってしまったとのことでした。

とにかく楽しいと思える時間を過ごして元気になって欲しいと思い、毎週利用者様の趣味である書道や吹矢を一緒に行ったりたくさんお話をしたりしました。何度もお会いするうちに昔話や体調のことなど、色々なお話を聞かせてくださるようになり、お散歩を提案すると「天気が良いから行きましょう!」と明るく応えてくださることが増えました。
ご家族の方から「認知症の症状が治ってきた。最近は幻覚を見たと言うことも無くなった。すごい!」というお言葉をいただいたときは本当に嬉しかったです。

今回の書初めの時間はボランティアで人数が増えたこともあり、とても楽しく賑やかなものとなりました。利用者様は自分に書道を教わりたいと人が来てくれたことが本当に嬉しかったようで、そんな姿を見たら私たちもにこにこ笑顔になってしまいます(*´▽`*)

②お年寄りは可哀そうな存在なんかじゃない!

好きでいままでできていたことが出来なくなったわけじゃない、好きで迷惑をかけたいわけじゃないと分かっていても、【お年寄りは可哀そうな存在】と思ってしまう方は多いようです。

「年寄りになったら死ぬのを待つだけ。」
「自分は高齢になっても絶対にボケないから介護の心配はない。」
「高齢になる前に死にたい。」

20代でも50代以上でもこのように言う方がいます。
これは私の周りだけではないと思います。

何かを提案しても最終的には決めるは利用者様で、やりたいことをするために難しい部分を助けてあげる【孫の手】のようなお手伝い。
なんでもかんでもやってあげるではなく、孫とおじいちゃんおばあちゃんのような、「大切に想っている」ということが伝わるようなケアが理想だと私は考えます。


③若者と高齢者を繋いでみんなで幸せに

参加してくださった20代のお2人に、92歳の利用者様と2時間過ごした感想を聞いてみました。

「今回、ボランティアとして参加させて頂きました。高齢者の方と接することは今までも多々ありましたが、今回のように(書道を)教えて頂ける機会は初めてでした。接していく中で、その方の過去の歴史や住んでいた周りの風景でしたり当時の記憶をお話して下さったのでとても新鮮でした。」

私は人生の先輩が昔のことや考えを若い世代の人に伝えることはとても大切で必要なことだと思っています。

若い人と接することで「自分が必要とされている」ということを実感し、心から元気になれるように…。
まだ若い私たちは人生の先輩と接し、頼ることで優しい気持ちや知識など、色々なことを得ることができると思います。
お互いに想い合い助け合う気持ちがあればみんなで幸せになれると信じています。


④「ボケていることを受け入れる」

訪問するようになってから半年ほど経ったある時に、笑いながら利用者様が私に教えてくれた言葉。その時の表情や言葉がずっと胸に残っています。
「物忘れが酷くてもボケていることを受け入れて楽に生きている方がいる」という内容の新聞記事を見たそうです。
「私もね…けっこうボケているんだよ。ボケていることを受け入れている女性のことが新聞に書いてあったの。」とにこにこしながら話してくれました。

私は『楽』という字を書きました!


⑤介護は総力戦

利用者様に「介護は総力戦」のお手本をリクエストしたところ、「いいねぇ!」とノリノリで書いてくれました!

私自身の考えも含め色々書かせていただきましたが、私たちが行っている取り組みだけではなく、【ご家族の方による日頃の見守りやサポート】、【ケアマネージャーの方の知識や提案】、【ヘルパーの方などの介護業務を行う方々の支援】、【医療関係など専門的なことを行う方々による支援】、【地域の方々の見守りや声掛け】など、たくさんの方々の力が集まったことで、利用者様が生き生きと過ごすことができていると実感しております。


さいごに、「アザラシケアとは?」

アザラシケアは介護保険外の為自費となりますが、30分1650円(税込)で様々なお手伝いをさせていただく生活支援(介護)サービスです。
定期的な訪問で認知症の症状が改善した利用者様のご家族の方から「認知症が改善し、元気になって笑顔も増えた。」とのお声をいただきました。
ご利用者様だけでなく、ご家族の方の身体的及び精神的な負担の軽減も目的としたサービスです。※シニアの方向けですが、年齢問わずご利用いただけます。


「介護まではいかないけど手伝ってほしいことがある」など、まずは困っていることを教えてください。解決するために私たちも一緒に考えます!気軽にご連絡くださいね🍀


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