シスター2

映画「死霊館のシスター」で考えた、恐怖の描き方

正直、ホラー映画は苦手です。


ですが、ストーリー性がしっかりあって怖さと共にミステリー要素があるホラー映画は大好きです。

私のようにホラーが苦手な人でも物語として面白さを感じられる映画シリーズの最新作を観てきました。


【死霊館のシスター】(2018)


2013年に実際に起きた悪魔払いの事件を題材にし実写化し大ヒットした「死霊館」シリーズの最新作。

シリーズの作品の中にでてくる怪しいシスターの正体に迫った今作。

そう、これです。きゃー!

死霊館シリーズ、一応今までの作品全て観たことがありまして。

いろんな憑依だったり、ポルターガイストだったり、アナベル人形だったり…どれも怖かったですが、やはり作品の中でも格が違う怖さを持っているのが、このシスター。

シスターって、神に使える聖女で、純白で清らかな印象があるからこそ

この真逆の恐ろしくおぞましい不気味な姿のシスターがより怖く思える。



そんな恐ろしいシスターの誕生秘話や呪いなどを、とある呪われた修道院を舞台に描いている今作。

主演には、「記憶探偵と鍵のかかった少女」のタイッサ・ファーミガを迎え、「死霊館」シリーズ製作ジェームズ・ワン×「イット・それが見えたら終わり」のゲイリー・ドーベルマン脚本の戦慄ホラー。

1952年ルーマニアの修道院で一人のシスターが自ら命を絶った事件が起こる。そこで、神父と見習いのシスターが現地へ派遣され事件の謎に迫るが次々に不可解な恐怖に襲われ…

私的に死霊館シリーズで一番怖かったなあ…と感じました。

そもそもデフォでシスターが怖いので、怖くないわけないんですけど。



映画のキャッチコピー的なもので 
『祈っても無駄』 とありました。


その通りです。


いくら祈っても、いくら神に誓っても、十字架持っていても無駄。

一切、関係ない。救いがまったく無い。映画後半までずーっと絶望的。

それほど強く恐ろしい怨念をもった悪魔、というのが痛いぐらい伝わります。

シンプルに祈っても神は味方してくれない。ある程度自分の頭を使いなさい、的な教えをこの映画からいただきました。

神も運も結局自分次第ってことです。アーメン。


ホラー苦手な私でも、怖いながらに楽しめた作品でしたが

この映画のみならず最近のホラーって、CG感押し出しすぎだと思いません?


出るまでは、映像も音楽もすごく雰囲気があってメチャクチャに怖いんですけど、
いざワーッ!!って出てきた恐怖の対象(おばけや悪魔)があまりにも現実味がなさすぎる、というか。

地球外生物、みたいな。エイアリアンとかモンスター的な感じ。

変に気持ち悪すぎて、あまり怖くないし、

少しガッカリする。



これは日本人特有の感覚なのだろうか?

顔がぐちゃぐちゃ〜!とか

歯がめっちゃ鋭くてありえないぐらい生えてる〜!とか

何かのキャラクターのように感じてしまう。

逆に、シンプルに顔色悪いです!とか

猫背で髪が長くてあまり顔見えない!とかの方が

現実味があって、怖さを感じます。


イットとかもそうでしたが、ペニーワイズが出てくるまでがメチャクチャに怖いんですけど、出てきちゃったら「すごーい!こわーい!」って感覚で

ギャグっぽい怖さなんですよね。


これが最近のホラー映画では多いような感じがして。

怖いと感じるポイントは人それぞれですが、私個人的には恐怖の対象をハッキリ映した時の姿がもう少しCG感とかモンスター感がなければいいのにな、なんて思ってしまいました。


ですが、観ている時はそんな文句を言えないぐらいの恐怖が詰まりに詰まっている作品なので、十分に楽しめると思いますよ。

ほら、後ろにいるこの感じ。とてーも怖い。





そして今作をわざわざ映画館で観たい!と思ったのがキャスト目当てでもありました。

シスター・アイリーンを演じた主演の

タイッサ・ファーミガ

かんわいい

以前、違うブログでも紹介したことのある大好きな映画「記憶探偵と鍵のかかった少女」(マーク・ストロング主演)でこの子に一目惚れしてしまいまして。

(※「記憶探偵と鍵のかかった少女」の1シーン)

もう、えんらい可愛い。タイプ。拝。祈。


実は、彼女。お姉さんがいて、そのお姉さんも女優なのですが…

なんとこの「死霊館」シリーズに出演しているヴェラ・ファーミガなのです。

というわけで実質、共演ですね。素晴らしい。姉妹揃って悪魔払い。

そんな姉妹共演ということでも話題だったりする今作。

怖いだけが魅力ではなく、修道院で繰り広げられる様々な恐怖との戦いもかなり見ものなので、迫力をより感じたい方は是非映画館へ。

一人じゃ観られない!でも観たい!という方は誰かを連行して、映画館に行くことをお勧めします。


観た後はどっと疲れがくるので、お気をつけて。私は怖さを紛らわすために帰り道インド音楽を聴きました。

そんなわけで「死霊館のシスター」ご紹介でした。


ではまた

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