子育てが大変?ラク?それって、子どもによる。
子育ての話とかをnoteで読んで、子育ては「大変だ」とか「いうほど大変じゃない」という話題があった。
私が思うに、それは子どもによる。
大変な子もいれば、全然大変じゃない子もいる。
‥すごくフツーのこと言ってるだけだ!
だけどまぁ、子供と自分との相性などもあるだろうし、人それぞれだよね、と思った。
人が、「子育てはラクだよ」と誰かに言ったりして、それで子育てしてる人の気が楽になるならいいけど、よけいに追い詰められる人もいるかもしれない。
逆に「子育ては大変だ!」と脅して、気後れしてしまう人もいるかもしれない。
だけどそれはまぁ、子どもガチャというか、自分をせめなくてもよくて、運のようなものだと思う。
子育てが大変すぎて、自分に向いてないと思う人も、その子との相性の問題かもしれないし、単にやることが多いだけかもしれないし、別に子育て自体に向いてないと思わなくてもいいと思う。
たとえば、私は子供が2人いるけど、1人目はすごく育てにくい子で、2人目はすごくラクな子だった。
比べることで、自分が子育てを苦手なのではなく、人によるのだという結論を得たわけだけど、1人しか子供がいなかったり、2人とも育てにくいと思っていたら、自分のせいだと思っていたかもしれない。
だから、子どもによるのだと、そう思って、子育てが辛い人には気をラクにしてもらいたい。
そしてもうひとつ、育てにくいというのも、別に何も悪いことじゃない。
そう、私の初めてのお子は女の子で、なかなか難易度が高いお子様だった。
彼女はとても「繊細さん」だった。
赤ちゃんの頃から、ちゃんとお母さんとそれ以外の人を区別しており、状況が変わると「何か、いつもと違うことが起こっている」と危険を察知して、恐怖で泣いてしまう子だった。
私は鈍感さんで、2人目のお子も鈍感さんなので、鈍感さんは、自分がどこにいこうと何が起ころうとドーンとしているけど、彼女は違う。
私はこの1人目のお子の繊細さには、驚かされることばかりだった。
彼女は赤ちゃんながら、車がトンネルに入ったら暗闇に恐怖して泣くし、チャイルドシートの拘束に恐怖して泣くし、母以外の人にはものすごく人見知りをして、3歳児健診では「視線が合わないので、自閉症かもしれません」と検査を勧められたほどだった。(彼女の性格を知っていた私はつっぱねたけど)
私はそんな彼女を育てるにつけ、育てにくさは多少はあったけど、それ以上に、感動してしまった。
赤ちゃんが、こんなに世の中のことを理解できるなんて!
私は赤ちゃんなんて何もわかってない生命体だと思っていたので、目からウロコだった。
そしてそんな彼女が大きくなると、私は彼女に助けてもらえるようになってきた。
私は自分の周囲を全然みていない人間なので、知っているお母さんに行きあっても全く気づかない。
すると彼女が、「今すれ違ったの、⚪︎⚪︎ちゃんのお母さんよ」と教えてくれる。
ぼんやりと道を歩いていたら、娘が「お母さん、あっちから変な人歩いてきてる。近寄っちゃダメ!」と別の道を勧めてもらえる。
赤ちゃんの頃から危機察知能力に秀でた彼女は、大きくなってからも、私をそんなふうに助けてくれるのだ。
おなじ鈍感さんの息子と私なら、二人してぼんやりとウンコすら踏みかねない。
私が頼りなさすぎることはともかく、自分と違う子を育てるのは、新しい発見が多くて、なんてステキなことなんだろうと思った。
もし、自分と違う子供を育てていて、育てにくさを感じる人がいても、それは自分のせいでもない。
そしてそれは、すごくラッキーなことなのだ。
だって自分が知り得なかった世界を、お子を通じて学べるのだから。
少なくとも私は、自分と似たような子供と一緒だと気楽だし、自分と違う子供と一緒だといろんなことを知れて楽しい。
どちらも育てさせてもらえたことは、ほんとうにありがたいことだと思うのだ。
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