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マーケティング入門「弱者でも勝てるモノの売り方」

マーケティング初心者にオススメの一冊!知識ゼロの状態でも、スルスルっと内容が頭に入ってきます。

会社や個人で商品・サービスを提供している人には、マーケティングは避けて通れない知識です。

とはいえ、私はこれまでは避けて通ってもなんとかなっていたのですが、いよいよマーケティング視点を得なければ進めないと思い、新しい扉を開きました。

他のマーケティング入門本を読み比べていないので、客観的な比較はできませんが、本書はマーケティングの基本のキを分かりやすく、さらに実践しやすい流れで解説してくれています。

私のような「マーケティング?はて?」な方の導入として、適してると思いました。

さて、本書で学んだ視点の前半部分を、かい摘んで記録します。簡単に書かれた内容を、さらに私の脳内で簡単に変換させた結果です。

独自の商品を生み出すために/3C分析

みんなが同じサービスを同じ人々に提供していたら、相手にとってサービスの差別化ができなくなります。また、無名の自分のサービスが、今人気なコンテンツと丸々同じだったら、全く顧客に広がらないでしょう。

自分だけの商品を展開するためにまず、考えなければならないのが、

<3C分析>
・自分ができること(Company)
・お客さんが求めていること(Customer)
・他の人がやっていること(Competitor)

の3つのCの分析。
そして、分析を始める上で大切なのが「自分ができること(Company)」をまずは考えること!

最初からお客さんが求めているものに合わせていくと、結局、他の人が既にやっていることへ辿り着いてしまいます。そうなる前に、自分には何ができるか?自分が出せる価値は何か?を先に考えてから、相手のニーズと競争相手について考えていきます。

ふむふむ。確かに、自分が持っているものを出し切ってから、周りを見ていくと、自分にしかできないことと他の人が手をつけていないことの線引きができていきますね。

お客さんを分析しよう!/STP分析

先ほどの3Cに登場した、

・お客さんが求めていること(Customer)

ですが、あなたにとってのお客さんってだ〜れ?となります。その時役に立つのがこちら!

<STP分析>
1.性別や年齢もしくは価値観によって分析(Segmentation)
2.理想のお客様像を決定(Targeting)
3.自分の商品を市場の中で位置付け(Positioning)

まずは、お客さんのことを俯瞰的に分析するところから。性別や年代、お仕事の有無などで格子状の表を作り、自分の商品を届けたい、届いている層はどこなのか?を漏れなく考えていきます。

その上で、ターゲットをどこに絞っていくかを決めましょう。例えば、30〜50代の働く女性!としたら、その人のイメージをどんどん具体化していきます。身近にターゲットに似た人がいるといいですよね。休日は何をしているかな、家族構成はどうかな、など想像しやすいです。

そして、お客様のニーズを意識した上で、自分の商品は市場の中でどこに位置づけられるのかを考えていきます。この時、他者や業界、ライバルなどの状況を把握しておくのがポイントです。

歯磨き粉であれば、十字架を書いた縦軸に「品質重視/コスト重視」横軸に「ホワイトニング/歯周病ケア」と記します。

自分の価値が発揮できるのはどこのポジションになるだろう?四象限の中から、自分の魅力とターゲットの心を満たせる場所を決めていきます。

商品の幅を広げる/4P分析

自分の独自性がわかり、ターゲットの姿も絞られ、市場全体と自分の位置が理解できたら、商品の幅を広げる段階にきます。

<4P分析>
Product:お客さんが手にいれる価値全て
Price:価格だけでなく、支払い方法や会員制も
Place:オンライン、オフラインなどの選択肢
Promotion:お客さんとのコミュニケーション全般

各Pの内容は、なるほどと思わされるものが多かったです。

例えば、Priceでは決済方法の多様化を進めることで、現金を持ち合わせていないお客さんを取りこぼさなくなります。自分のお客さんだったかもしれない人が、こちらが現金のみの対応だったため、その場を去っていくのは悲しいですよね。

Promotionでは、自分が何かを発信する視点だけではなく、お客さんとのやり取りも視野に入れた上で、そのプラットフォームに何を、どうやって伝えるかを検討します。現在のSNSの発展は目覚ましく、対等にコミュニケーションが取れる環境は本当にすごいです。

これら以外にも、勉強しなければ気づけないよ〜という内容盛り沢山でした。


さて、本書の前半部分の大枠は「3C分析」「STP分析」「4P分析」の説明でした。後半部分には、

・お客さんはどのような行動をとって、商品を手に入れてくれるのだろう?
・オンリーワンだったサービスが一般化してしまった時、どうする?
・マーケティング思考を継続していくためには?

などを分かりやすく教えてくれていました。

ぜひ、マーケティングについて少しでも興味がありましたら、本書を読んでいただけるとスッキリすると思います!一般教養としてもオススメです。

マーケティング初心者の「弱者でも勝てるモノの売り方ーお金をかけずに売上を上げるマーケティング入門ー」の読書記録でした。




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