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【横浜山手洋館めぐり】エリスマン邸で、レーモンドの設計に出会う

横浜山手エリアには、明治期から昭和初期に建てられた洋館があります。

今回はカフェも併設されている、エリスマン邸を訪ねました。

洋館に入る際は靴を脱ぎます。

この建物は、1990年にここ元町公園に移築されているそうです。
建物は、大正15年(1926年)に、建築されました。
設計はA.レーモンドによるもの。レーモンドは、「日本近代建築の父」と呼ばれているそうです。帝国ホテルなどを設計したライトの弟子として来日したと、書いてありました。
生糸貿易商シーベルへグナー商会の支配人エリスマンの私邸です。

カフェの入り口が素敵
お皿は香蘭社のものだそうです
シノワズリな美しさ
ランチのパスタ
このお皿とパスタの色彩のバランスが美しい

ちなみにモンブラン700円、コーヒーはセット価格で500円
パスタはランチパスタで1,400円でした。ツレのコーヒーカップはお揃いの白でこちらも素敵でした。
器が華やかですと気持ちも上がりますよね。

カフェは展望の良い席とカウンター席があり、今回はカウンター席でしたが、お店の方と会話が楽しめ、不思議とリラックスできる空間でした。
展望の良い席は、緑の向こうにマリンタワーが見える高台ならではの、眺望の良さが楽しめます。

さて、エリスマン邸の中を歩いてみましょう。

2階のバルコニーの美しい規則性
階段の落ち着いた色合いがなぜか懐かしい
テラスルーム
応接間
大理石の暖炉と再現された家具
眼下に咲き誇る紫陽花
絵を描いている方も何人かいらして羨ましいです

こじんまりとした印象もありつつ、機能性と気持ちの良さを兼ね備えたお屋敷だと感じました。
2階の部屋は、山手の洋館の建築様式についての展示でした。

実は、ご存知の方も多いと思いますが、関東大震災は震源地に近いここ横浜の被害もかなり大きく、山手の洋館も被害を受けたのではないかと展示を見て思いました。現存していない建物の方がとても多いからです。
その時の瓦礫で山下公園ができたとも聞いています。

話が逸れました。
山手の洋館巡り、しばらく続けてみたいと思います。
ぜひまたお付き合いくださいませ。

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