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遺書

死にたいと思ったとき毎回、頭の中で遺書を書き始める。形にされたことは一度も無い。毎回途中でシュレッダーにかけてしまうけれど、私の心には残っちゃってるんだな。ゴミクズになった死にたいが、脆い感情になって残っちゃってる。

捨てればいいのに、捨てることが出来ない。 私にとっては超大作。世に出したらみんな泣く。

ひとりぼっちだ。いま私は軽音楽部の部室にいます。軽音楽部ってのは、てっきりロックをやってる人たちの集まりかと思ったら、そうじゃなかった。流行りの音楽(笑)を教室のど真ん中で熱唱するサッカー部よりも、より上質に音楽を楽しんでいるだけの陰湿な陽キャ。それが軽音楽部員です。全員キショいので是非死んでほしい。

じゃあ私が思うロックってなにかっていうと、そ れは分からないんだな。はい、死ね。私がいちば ん先に死ね。でも機材の名前なんてどうでもいいだろう。とにかくファズを踏め。パワーコードで押し通せ。このファッキン野郎どもめ。... 今のところは、誰よりも先に死ぬことがロックとしておこう。

あーあ、某キングオブコメディの某高橋健一みたいな男が降ってこないものか。降ってきたところで、「高橋じゃね!?」と叫びたい。私はブラックホールが見たい。冥王星が見たい。黒よりも黒い黒を見たい。私の制服が机の上から消えていたなら、もうその時は死んでもいい。いっそ私ごと盗んでくれないかな。

高橋さんって、部長に媚を売る女より隅っこで歌 詞書いてるような女のほうが好きそうですよね。 私みたいな。

私、歌が下手なんですよ。なのに他のボーカルよりも歌わなきゃいけないことがあるんでふ。だからこんなことになってます。歌わなきゃいけないことっていうのはなにかっていうと、それも分からないんですよね。苦笑。激苦笑。

木下理樹の顔がよぎったところで、私のボーカル 論の講演会でもしましょうか。「規模がでかいよ〜 」という高橋さんのツッコミも聞こえてきましたね。 苦笑。いや、ここはでっかく出ときましょう。ボーカルはビッグマウスでなんぼ。どないさかい!お気づきのようですが私にボーカル論なんぞ存在しません。先述したように私の頭の中には遺書またはその残骸しかないのです。

強いて言うなら、軽音楽部のボーカルは死ね。と いうことですかね。他人(と書いてヒトと読む)の 曲をあんなに気持ちよさそうに歌えるの尊敬しま す苦笑

あ、そういえば、他人の曲歌って有名になって、有名になってからも他人の曲歌ってテレビに出て る"プロ"のバンドいますね。アイツなんなんすか ね激苦笑。

私だって、こんなこと言いたくないですよ。お前 らが見せかけでハリボテのニセモノだからいけな いんですよ!!!遺書なんてあれ、馬鹿みたいだよあれ!とっとと死ねよ!!!トモダチとかいう文化も死ね!ひとりになれない卑怯者、失敗した時に恥かかないように笑い飛ばすための馴れ合い!!ロックも死ね!中味空っぽだからカッコつ けるために利用されるゴミ音楽!!高橋さんには 生きてほしい。彼こそが本質、最も美しい生き物。キングオブコメディは不滅。歌が上手いだけ のやついちばん死ね!肺と声帯と耳と親の遺伝子に感謝しろ!!たまたま運が良かっただけのカラオケマシーンがよ!!!木下理樹にも生きてほしい。って何回か死にかけてるけど生きてるな。ロックだと思うよ彼の音楽と生き方は苦笑。

高1の音楽の教科書に「若者のすべて」が載ってい る。先生がこの曲知ってる人一って聞いて私以外 誰も手を挙げなかったあの空間の酸素を吸ってい たい。残念だがこれが世論だ。ただ、40人の若者が「若者のすべて」を歌った空間であるのも事実だ。余計に、志村正彦の不在がとても悲しい。教科書なんかに載っちまうなんて、ロックじゃねーよ。 


遺書として自分を殺したいって文章を書くつもりだったのに、うっかり他人を殺したい文章を書いていた。裏腹なこの気持ちにファッキュー。死ねなんて言葉遣いは良くないなんて当たり前で、しかし冥王星まで届く言葉がこれ以外に見つからない。もっと遠い言葉が見つかるまで、生きてみようかと思う。

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