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エゴと愛の境界線

【映画】 エゴイスト

秀逸なタイトル
見終わった時、そう思った。

ネタバレはしたくないので
私が感じたことだけを残したい。

愛とエゴについて考えさせてくる物語

人生でこんなにエゴについて
考えたことはなかった。

エゴ=悪

そんな勝手なイメージをもっていたけれど
エゴと愛は紙一重で
エゴも愛情の一欠片というか
エゴの中に愛情が見えたというか。

与えたいと思うことも
伝えたいと思うことも
助けたいと思うことも
愛して愛されたいと思うことも
そこで生み出される感情すべて
結局は自己中心的な愛で
エゴなのではないかと感じさせられた。

どこをどう辿っても最後に行き着く先は自分。
全部自分の為。

自分を満たすために
与え続けていくエゴを
受け止めてくれる人がいるからこそ
愛に変わる。

相手を愛するが故に
こちらが向けた善意だって
必ずしも相手にとって
救済の手ではない。
かもしれない。


相手を救うふりして
救われてる。
救われたくて、救っている。

そしてそれは果たして無償の愛なのか
見返りを求めてしまう傲慢さは無いものか
日頃の自分の行いすらも考えさせられた。

異性愛でも成り立つはずの物語を
同性愛で描かれていたことに
異性愛も同性愛も何ら変わらないと
思わせてくれた気がする。

地獄の中に見た光。


自分のエゴが
誰かを地獄から救っていたのなら
それは愛であったと思う。


感情的になるというよりも
静かに、すっと涙が流れた。


そして上映中あのシアタールームは
どこよりも優しい世界だった。

エゴイスト
自分もその場にいるようなカメラワーク
リアルな人間模様
どこか他人事とは思えない
そんな映画
わたしはとても好きでした。


読んでくれてありがとう。
読みにきて来てください。



読んでくださり本当にありがとうございます。 皆様のお気持ちに涙が出るほど心温まります。 これからも心のままに生きていくぞ〜! 全ての人と愛おしい日常に心からのloveとhugを。