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水口メソッド合宿の旅UTMBリベンジに向けて

甲府駅に集合〜週末2日間の合宿です。fbでヤマケンと山田琢也さんの先生みたいな記事見て俄然興味湧いて申し込みました。

まずは座学から始りましたが、この水口先生オモシロイ!眠くなる暇もなしです。自分の備忘録としてもポイントを列記します。

構造的に勝手に歩むのが身体:ここでは踵ストライクによって床の半力を得る事を中心に。足の骨格を論点にヒールストライク→ブレーキの反動で荷重が前に移動し、頭前に行き身体が前傾しその慣性の法則が前進する大きな力を生み出すと。ランニングメソッドではほぼタブー的理論の様ですが、自動車レースをやる自分としては、単独で走る時のドライバーの仕事のほぼ全てが過重移動による運動エネルギーのベクトルみたいな事なので非常にスムーズに頭に入りました。踵もタイヤも丸いので制動かければかけるほどその制動を解放した時には前に転がるんですよね。サスペンションのバネやダンパーのリバンプとレーシングカーでは言うのですが。そしてコアだけが圧がかかっていてそれ以外のアウターマッスルは脱力。これまたレーシングカーで言うしなやかな足回りプラス固められたシャーシ。マニアック過ぎる話し?ですが僕には分かりやすかった例えでした。着地で蓄えられたエネルギーは大きければ大きいほどいいわけで、それを解放する場所/方向を探してるんだとおっしゃってました。

なので、エネルギー解放以降は不要な動作や仕事は不要で、足の指で地面掴むとかダメで、タイヤと一緒で足の指も転がるだけ(そっと通り過ぎるだけ)しかしと言う事は足の指が自然とロッカー活動(そっていく)出来るのはアーチが高い状態(潰れてない状態)出なければ構造的に難しく、でも回内するとアーチ潰れたままなのでそうならないために膝スネは外旋しなければフォアフットロッカー使えないんだと言う着地。着地も体の真下にと言うがNG。前に足スイングされてくるので体の前に着地が○。これは歩幅が小さい時も同じ。ちなみにゼロドロップの靴はNG。理由は足首直角のままだとアーチは潰れてる方向なので。

ここからが実践が難しかったのだが、着地はバウンディング意識しろと。いわゆるバウンドする事なのだが、どうしてもつま先で着地を拾いに行ってしまう癖が邪魔する。上からそこに落ちるだけでその力半力を使うだけ何度も言われる。浮いてる時間を作るんだと言われ、少しイメージが出来た。バウンドする時に決して背骨は伸びず、上半身が沈み込む(バネ)のイメージ。そうすると確かにもう片方の足が自然とスイングしてくる。ぽーんぽーんぽーんと行く感じ。さらにその時に腕の重さを感じながら落ちると上半身も使える。これもアウター脱力出来てないと中々感じることが出来ない。一般的にはアウター固めて走るイメージ正論のように言われるが、くにゃくにゃの方が逆にコア使える。

さて今回1番収穫のあった急登だが、これは意外に簡単に出来た。膝に手を置いて押すのではなく、置いて入るのだが前脚を置きに行くイメージ。決して押さない。そして頭を足に近すぎ?と感じるくらい近づけると!頭の重さでどんどん前に進む。置きに行くのと頭の重さ噛み合うと経験した事ないくらいのスピードでガンガン行ける。そして太ももは全く疲れない。裏は使い慣れてない人は結構疲れるので注意して下さいと言われたが、なんのその。これマジで即戦力!

僕個人へのアドバイスとしては、反り腰NG。胸を張り過ぎるので肩を少し前に入れるくらいのイメージでと。ようするに自然のまんまがいいでづと。腕の角度的には拳が胸の高さくらい肩甲骨が動きやすい角度であり、そして腕は後ろに振るのではなく前に。さらに極めると下に降る。これは要説明だ。足をバウンディングするタイミングで肘を真下に落とすとバウンディングエネルギー増えるよねと言うイメージ。肩も身体もなので上下しまくるのが正解。絶対固めない(要らぬ仕事しない)究極は接地タイミングより少し遅れて振るのがベストと言われるが、今のところ同時しかできなかった。バウンディングのコツは足が仕事終わるまで待つと言われた。宙に浮いてる時間を使えるからだと。この辺りは1度のレッスンでその場では流石に出来ないので練習して行かなきゃですね。

面白かったのはスピード上げるときは何をしたらいいか?に対して、答えは動作全てをユックリしろと。これまた逆説的だが、ストライドが大きくなるイメージかな。とにかくピッチを早めようとする人がほぼ全てだけど、労力だけ使ってスピードには繋がらないのでNG。富士山大砂走りのイメージあったのでこれもふにおちた。大砂走り本気モードって確かにピッチはゆったりで恐ろしく大きなストライドになりますね!

最後に究極の謎だけどやってみたら「お〜」な話しコア。コアって言うけど一体何か説明出来ますかと言われ考えてみるもよく分からない。曰くコア固めると言うのは腹圧を高めると言う事なんですと。どうやったら?の答えが不思議。左上右下左上を身体ごと見に行って下さいと言われやってみる。登りを走ってる時に「はいでは左上右下の順に見てその後普通に走って」お〜なんだか楽?逆やって下さいと言われたので右上見て左下見てってやった途端に超しんどくなるではないか!再び左上見るとやはり急に楽になる。分からん〜。が実際言われた通りやると楽になったりしんどくなったり。不思議すぎです。なので自分より背の高いランナーと走る場合お互いに良いのが背の高い方が左を走る。逆だとお互い腹圧下げる方向になりますと。細かい理論としては骨格や内臓の構造に由来するらしいが、時間無くて現象だけ学んだが、いい事聞けてラッキーでした。

極み付きは走り始めは左足からか右足からかどっちが?理論も説明されて納得でしたが、実はこれ理論分からずも数々のレースを走りながら自分で出した結論と同じだったので驚き!まぁネット検索すれば出てくる答えかもしれませんが、皆さん自分で試し見てください。僕はシンドくなって来ると呼吸に合わせて歩数を数えるんです。い〜ちで4歩にぃ〜いで4歩。百まで行ったらまた1から。気分転換のつもりだったのですが、あきらかに○足から数え出したほうが楽!人間の身体は不思議です。まぁ内臓も骨も左右非対称なので当たり前?

はてさて付け焼き刃状態ではありますが、今週末熊野古道のレースで実践投入したらどうなるか、期待と胸が高まります!

マニアック過ぎる文章にお付き合いありがとうございました!


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