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住まいの確保は楽じゃない

<東京は家賃相場が高い…は、もはや常識>
日本は、国家の機能が東京に集中している。
それに附随して、官公庁・民間企業(内資、外資含む)が首都圏に集中しているため、そこに勤務する人は首都圏を拠点とするようになる。
人が集中しているエリアには、ビジネスチャンスがたくさんあるので、スーパーやショッピングモールなどの小売りも首都圏に集中する。
さらにその小売り業や小売り絡みの運送業など、さまざまなビジネスに関連する人がどんどん首都圏に集まってくる。

そんなループがあるお陰で、首都圏が圧倒的に地価が高い。
家賃もべらぼうに高い。
そして人口密度が高いので、一部屋当たりがとても狭い。

<都内の2LDKは20万が普通?!>
学生や社会人デビューのタイミングで家を探すよりも、夫婦やパートナーとの新生活を始める際が特に大変な様子。
最初はみんな新生活に夢を抱き、こんなことを言う。

駅から近く、できたら徒歩圏。
周囲の建物と密接しておらず、公園などの緑地が近くにあったらいい。
洗濯物が干せるベランダ。
充実した収納。
システムキッチン。
機能的な水回り。(トイレ、お風呂、洗面所)
駐車場つき。
学校や保育園の近く、できたら評判の良い学区がいい。
築浅の物件で、耐震性・密閉性が高いマンションがいい。
宅配ボックスがあるといい。
セキュリティも重視。
夫婦二人、子供も生まれるかもしれないから2LDK以上、70平米は欲しい。

そんなところ、23区内だと20万以上、駐車場は別で3-4万してしまう。
毎月それだけの家賃を払うだけではない。
契約時、更新時に敷金礼金も払わなければいけないのだ。

<都内に住みたい、単なる我儘ではない、理由がある>
でも、考えてみて。
都心に住むのは、都内に職場があるからだ。
真面目に毎日働いているんだし、そこへ育児なんかが加わるなら、毎日の通勤は楽じゃなきゃ困る。
私たちが働かなければ、税金は入らないわ、労働力は減る一方だわ、困るのは政府だよね?
ところが、何故だか「住まい」に関しては、ろくにサポートがない。
URもあるけど、色々制限があるし人気物件は抽選だったりもする。

新生活を始めるきっかけは、ハッピーなことばかりじゃない。
離婚して再スタートを切る人。
事情があって、今住んでいたところを離れなければいけない人。
ただでさえ、打ちひしがれているところに、こうした住宅事情によって追いつめられるのだ。
反対に、こうした優しくない住宅事情があるからこそ、離婚を思いとどまる、DVを我慢するなどという人もいる。

<リーズナブルに住まいを手に入れる政策とは?>
山本太郎のれいわ新選組は、「空き家、中古マンション、団地を活用し、
全ての世代が初期費用なし、安い家賃で住める公的住宅を拡充します。」という政策を掲げている。

もし、これが実現したら、新生活始める人、助かるんじゃないだろうか?
もし、これが実現したら、不要な我慢をせずに一歩を踏み出せるんじゃないだろうか?
思い描く生活を送れる人、増えるんじゃないだろうか?
安心して育児もできるし、出産もできるんじゃないだろうか?

みんな、幸せを追求する権利があると私は信じている。
それを諦めなければいけない社会は、決して良い社会だとは言えないし、豊かな社会とは程遠い。

「住まい」は生きていく上で絶対不可欠なベースだ。
そこで英気を養い、そこで家族と生活を営み、そこで癒される。
もっと「住まい」を大事に見直す政治。
私は「れいわ新選組」の山本太郎に期待をしたい。

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