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【創作note】システム・エラー(結論の遅延)

 なんとなく自分の上げた記事を見てみると何やらトップに見慣れないメッセージが現れている。
「写真をつけた方が見やすいですよ」的なものはちょくちょく目にするが、どうもそれとは違うようだった。

 なんと、18歳以上限定?

「システムによって18歳以上限定になりました」的なメッセージが現れているではないか。もう700日近く連続でnoteに上げてきているが、こんな経験は多分初めてだと思った。
(皆さんはこんな経験あるだろうか)
 これは寝耳に水。

 寝耳に水♪
 寝耳に水♪
 寝耳に水♪

「お元気ですか? 僕は元気です」

 しばらくカテゴリの謎を追っていたが、ここに新たにシステムという謎が加わった。恐らくはカテゴリ自体にもシステムは関与していることだろう。自分では「小説」だと思って上げた記事が、「テクノロジー」カテゴリに分類される。そういうケースはよくある。

(カテゴリ意のままにならず)

 いたいところに自分はいるだろうか……。そう思って自分をさがしに行かない方がいい。そもそも何かを1つのカテゴリに限定しようとすることは困難なのだ。
 システムが「子供には見せられない」(大人には大丈夫)と判断するとすれば、その基準はどこにあるのだろうか。ある特定のキーワードを含むか否か。それほど単純な形では、フォローできる問題は限られてしまう。近頃のシステムならば、もっと高度で複雑な判断ができて不思議でない。念のため自分の記事を一通り上から見返してみるが、特に引っかかるところは見当たらない。単純なシステム・エラーなのか?
 メッセージの下にはボタンがあり、18歳以上限定というシステム判断に異議を唱えることができるようだ。

「そうではないという理由を書いてください」
? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ?

 そうである理由がわからない時、そうでない理由を語ることはなかなか難しいのではないだろうか。
 逆に聞きたい。
 そう思った瞬間、質問に質問を返し怒られた経験を思い出した。
 例えばこんな風に……

「近くにコンビニある?」
「えー、セブンでいいですか?」
「あるかないか聞いてんねん!」
 あなたの近くにそのような人はいないだろうか。
 かなわないな……。(話にならないな)
 そのような人を前にすると僕は気が滅入る。(職質かよ)

 僕ら物書きがやっていることは、単純に答えを出すことじゃない。むしろ、答えを探しながら結論を引き延ばすことなのだ。

「見当たりません」
 そう打ち込んで送信してみた。



『エンドレス・ハンド』は、愛と平和をテーマにした掌編小説である。おじいさん、おばあさんは勿論、若者から小さなお子さままで幅広い読者層に届くことを期待して、一晩かけて書き上げた大切な作品だ。
 作中には多くのかけ声が登場するが、その中にはもっとこうすればよかった、ああいうのもあったかも、と多くの心残りもある。書き終わった後で気づくことというのは多くあり、なかなか自分で満足がいくものはできないものである。
 例えば、あらよー! というところは、あーらよ! とする方が出前一丁への流れが自然なのでは……。まあ、だいたい読む方はそんな細かいところまで気にする人は希なものだけど。難しい理屈は抜きにかけっこでもするように読んでもらえればうれしい。


#出前一丁 #コラム・エッセイ #日記 #エッセイ

#カテゴリ #システム #創作 #あとがき





 

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