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【豪胆と繊細】三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions 千葉市美術館

※9月10日[日]会期終了です
寄木の仕組みで組み立てられた動物の彫刻たち。
とにかく大きい。その大きさに爽快感のある展示でした。
そして木の香りがする展示室も、「塗りたて」の看板のつく新作の彫刻もとても新鮮だった。

さや堂ホールの外にもある。ライオンなせいか、急に入り口が某百貨店っぽくなる。



難しいことを考えず彫刻の表面や削った痕跡、着彩の筆跡を追うのも楽しい。

動物たちの周りをぐるぐると回りながら見え方の変わる立体作品の面白さを味わう事ができる。

さや堂ホール内にもある。
エレベーター前にも。



三沢氏のアトリエを再現した展示室も面白かった。
三沢氏のコレクションしている作品を見ることができるのは興味深い。

一見、真逆なタイプの彫刻家・須田悦弘とのコラボレーションは思わず笑ってしまった。
しかし展示に気が付かない人も居そうだな。
豪胆と繊細。
そんな対局さを組み合わせるとちょっとクスッとしてしまう。
思えば、須田悦弘氏の作品もこの夏結構見る機会が多かった。


毛並みと削り目と
大きいのです。
右の子供の身長が145センチぐらい。
ファイティングポーズかな
絵画作品も迫力。



いろんなジャンルに対応する千葉市美の懐の深さを感じるし、
なにより監視業務の方が子供に対して鑑賞のヒントを声がけしてくれたりとコミュニケーションの取り方が気持ちが良い。

作りかけラボも美術図書室にも入り浸り、一日中千葉市美にいた。
居心地の良い美術館である。

意外と作るのが難しく文字通り作りかけでその場を退散せねばならず、やや消化不良だった兄弟。

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