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【なでしこジャパン】フランスW杯 第1戦 日本vsアルゼンチン 試合レビュー

お久しぶりです。最近は女子サッカーW杯の開幕に合わせて注目選手などを記事にしてvektor というサイト(下にリンク)で載っけてもらってました!

http://sportsvektor.com

今回は悔しくも0-0に終わったアルゼンチン戦を振り返ります!

試合前トピックス


・FIFAランクで見ると日本は7位 アルゼンチンは37位。かなり格上の日本としては以降の試合(スコットランド戦 そしてイングランド戦)を考慮するとなんとかここで勝ち点3を取りたい。アルゼンチンとしては第1優先として負けないことを選択し、チャンスがあれば勝利も目指すというスタンスになる。

・アルゼンチンでは女子サッカーのセミプロ化開始の流れがあり、選手・国民のモチベーションは高い。

・またアルゼンチン女子代表では給料未払いや劣悪な宿泊環境の等の問題によって選手がストライキを起こした時期もあったという。それを乗り越えてW杯に臨む彼女らのメンタルは簡単には折れないだろう。

両チームスタメン

日本


日本のシステムは4-4-2。メンバーは直近のスペイン戦から3人変更。GK含むバックラインは同じメンバーで継続した。経験のある鮫島・熊谷が若い南・清水を後押しする。ボランチには杉田と三浦、右には中島左には長谷川が入った。そして2トップ、菅澤・横山。澤も「ベストメンバー」と認めたラインナップ。

しっかし千田さんのイラストはすごい好き。。。

アルゼンチン

(画像左)

システムは4-5-1。前回vektorで取り上げた注目選手からは4人がスタメンに名を連ねた。中でも注目なのはやはり右サイドに入ったバニーニ。最前線のFWハイメスと熊谷のリヨン対決にも注目。

試合展開


構図としては予想通りアルゼンチンが守りながらカウンターを狙い、日本がそのブロックをどう崩すかという形になった。日本は左サイドの鮫島と長谷川が流動的にポジションを変えて動きながら前進するパターンが多く見られた。

しかし、選手が5枚並びスペースを消してきた中盤、守備的なシステムに苦しみ攻め手は欠いた。2トップにもなかなかボールが収まらず前半のシュートはわずか2本に終わった。

攻撃では少しネガティブに映った日本だが守備はIt was great. たまにアルゼンチン攻撃陣にボールか入ってもボールホルダーに人数をかけて厳しく早めに寄せ、2ボランチ中心にカウンターの芽をつんでいた。ミスからボールを失っても即時奪回がだいたいできてたようで好印象。アルゼンチンはバニーニがやはり上手く、存在感を示したがそれ以外の選手はほぼ守備にエネルギーを注ぎ攻撃には力をかけず。前半は0-0で折り返した。

後半になると日本が攻撃のギアを上げてさらにボールを支配。パスに緩急とテンポが生まれ、攻勢に。50分、中央空いたスペースで受けた横山が遠目からブレギミドル。GK弾いたところを菅澤がシュート。選手達にも積極性が見られると56分についに決定機。右サイド後ろからの縦パスを横山がなんとかフリック。抜け出した清水が上げたクロスを杉田が流し、ゴール前の長谷川左足!!! …しかし僅かにゴールの左。

この試合最大の決定機を逃すと、自陣に完全に押し込まれていたアルゼンチンも少しずつ反撃。バニーニの持ち上がりからハイメスやボンセグンドに何本かシュートを許した。

何としてもゴールが欲しい日本は岩渕・遠藤・宝田というアタッカーを投入し、システムも変更するなど変化は加えたが奏功せず。引き分けを狙って守るアルゼンチンを前にATの岩渕のチャンス、CKも活かせずタイムアップ。


まとめ

日本が勝ち点2を落とした試合になったことはアルゼンチン選手達の喜び方を見ても伝わってきた。

内容については守備面で一定のクオリティを見せた一方で、攻撃面では引いた相手を崩すための有効な手段を取れなかった。
ブロックの外・両サイドから打開を試みるだけでなく、選手の距離感をもう少し縮めワンタッチパス・ドリブルなどで緩急をつけながら中央やハーフスペースからも攻撃の糸口を探りたい。

シュートももっと打っちゃえ!!

次節期待選手 

長谷川… 積極的にドリブルを仕掛ける姿・技術の高さ(お上手なシャペウあり)に個人的には好印象を受けた。鮫島とのコンビネーションも〇。中央に移ってから目立ちにくくなったので再びサイドでI want to see.

ONEなでしこ

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