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<第2回>文章に書き残しておくことのススメ【文章の書き方入門講座】


こんにちは。戦略マスター頼朝です。
今、散歩をしながら音声入力でこの記事を書いています。


私はこの1年の間、名言と本の紹介を毎日8ツイート投稿し続けています。
その他にも、何か思いついたことがあれば、その都度ツイートをしています。

戦略マスター頼朝@文章術でブランディング/リーダーシップ論(@6VQGPJH3FHYoZn6)さん / X (twitter.com)


なぜ、毎日Twitterに文章を書き続けているのか

文章を読むのも書くのも好きだから、ということもありますが、それ以外にも書くことが習慣化した理由があるように思えてきました。

もしかしたら、この記事を読んで下さるどこかの誰かのためにお役立ちできることがあるかと思い、以下に理由を書いていきたいと思います。


最も本質的な理由は、自分の日々の気づきや学びを文章の形で書き残しておくことで、自分がこの時代に生きた証を残しておきたいからです。

人は誰でも寿命を迎えて死ねば、その肉体は灰や土になります。

しかし、自分の気持ちや考えを文章の形で書き残しておくことで、その精神は永遠に生き続けます

私の父方の祖母は、20数年前に84歳の天寿を全うしました。

私はばあちゃん子で、よく可愛がってもらったせいか、今でも時折祖母と過ごした日々を思い出します。

祖母の事は本当によく覚えています。

それは私が特別に記憶力が良いからというわけではなく、遺影や遺品の他にも祖母が残してくれたものがあるからです。

それは俳句です。

祖母は晩年、私たち家族と同居するために地元を離れてからは、新しい土地での友達作りの一環もあって、俳句教室に通い始めました。

もともと源氏物語や枕草子などの古典が好きな人でしたので、俳句を創るのもやってみたかったのでしょう。


今、私の部屋の本棚には、祖母が書き残してくれた俳句のファイルが数冊あります。

それをおもむろに手に取って読み返すたびに、当時の祖母との記憶がありありとよみがえってきます。

つまり、俳句というわずか17文字の言葉の中に、祖母の精神が生き続けているのです。


これと同じような体験をされている方は、世の中にたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

祖父母や両親が書き残してくれた日記や手紙、あるいは、若かりし頃に自分の思いを書きなぐった自分自身の日記などを読み返して、その当時の日々に思いを致すことがあるのではないでしょうか。

本の裏表紙に書き込んだ感想文などもそうかもしれません。

あるいは、友達とやりとりしたLINEなどの記録もそうでしょう。

人が書いた日記や手記などを読む機会があると、まるでタイムマシーンに乗ったかのような錯覚を覚えることがよくあります。

日記の中ではリアルな生活シーンや当事者の生の声をありありとイメージすることができます。

歴史学の研究においても、その当時に書かれた日記が第一級資料として扱われることが多いのも頷けます。


政治的な議論は抜きにして、第二次大戦末期に神風特別攻撃隊として出撃し、若い命を散らせた特攻隊員たちが書いた手記には涙が止まりません。

歴史の教科書や学校の先生が語る内容とは、リアリティーが全く違うからです。

彼らにも愛する家族があり、現実の生活があり、そして、未来を生きたい熱い気持ちがあったことが伺い知れます。
彼らも1人の人間だったということが今更ながらにありありとイメージされるのです。

ただ、彼らが手記を書き残しておいてくれたことで、その当時の考えや気持ちが我々の世代に受け継がれています。

その書き残された文章を読むことで、現代の私たちは戦争に対する学びや気づきを得ることができるのです。

自分が生きた証を形あるものとして後世に残す。

それこそが、日々の自分が経験した気づきや学びを文章に書き残しておく大きな意義だと思います。


「自分が文章を書いたところで、誰も読んでくれないよ」

「自分には人に伝えられるような経験や知識といったものはないから、文章なんて書いても意味がないと思う」

そういったお声はよく聞きますし、お気持ちもよく分かります。

しかし、自分では役に立たない経験や知識だと思っていても、他の人から見れば大いに役に立つこともあるものです。

日記や手紙でも、あるいはTwitterやFacebookなどのSNSでも良いので、自分が日々の生活の中で得た気づきや学びを文章に書き残しておかれてはいかがでしょうか。

文章が自分自身の生きた証として残りますし、この世界のどこかの誰かにとって役に立つこともあるでしょうから。



最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

私自身も日々の気づきや学びを文章に書き残しておきたいと思いますので、応援していただけたらありがたいです。

今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

戦略マスター頼朝


戦略マスター頼朝@文章術でブランディング/リーダーシップ論(@6VQGPJH3FHYoZn6)さん / X (twitter.com)


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