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<第1回>文章を書き続けることとお散歩の関係【文章の書き方入門講座】


こんにちは。
戦略マスター頼朝です。

SNSの発達により、今や個人が発信できる時代を迎えています。
1億総放送局時代と言ってもいいかもしれないですね。

自分の日記代わりに、あるいはビジネス目的でつながりを作るために、はたまた、単に趣味として発信したいために、などなど、色々な人が様々な目的で情報を発信しています。

個人が自分の気持ちや考えを公に発信して交流するのは、とても良いことだと思います。

私が子供の頃は、情報の発信者は特定のマスコミに限られており、多くの国民は情報の受け手でしかありませんでした。

そういう意味では、情報の発信も民主的になったと言えるでしょう。

戦略マスター頼朝@文章術でブランディング/リーダーシップ論(@6VQGPJH3FHYoZn6)さん / X (twitter.com)


ただ、問題としては、TwitterやnoteなどのSNSを発信していこうにも、文章を書くためのネタが続かないという声をよく聞くことです。

文章を書くには5つのステップがありまして、一般的には次のようなプロセスによって書かれることが多いです。

①テーマ決め
書くテーマを決める。

②取材
テーマについて書くための題材を取材して集める。

③構成
テーマについて自分が伝えたいメッセージ(結論とその理由)が読み手に伝わりやすいように、集めた題材を整理整頓して並べ直す。

④執筆
構成に沿って、自分が伝えたいメッセージが日本語として意味が伝わるように文章を書く。

⑤推敲
書き上げた文章の誤字・脱字や読みにくいところなどを修正する。

どのプロセスも大事ですが、「ネタが続かない」悩みを抱える人たちにとって、一番大事なプロセスは②の『取材』だと思います。

『取材』といっても、論文やレポートを書く場合には1ヵ月から半年くらいかけて文献を読み込まなければならないものもありますが、SNSで発信する場合には、そこまで厳密で詳しい調査は必要ないでしょう。

本を読んだり、人と対話をしたり、テレビを見たり、ラジオを聴いたりするなどして情報を収集していけば十分だと思います。

日常生活の中で取材した情報について、自分なりの学びや気づきがあるはずです。

つまり、身近に経験した出来事や本を読んで得た情報などに触れた時に心が動かされたものこそが、文章を書くネタになります

心が動かされた出来事や情報に対して、「自分はなぜ心が動いたのか?」と自らに問いかけて、その理由についてメモしておけば、十分に発信するネタになるからです。

人に読んでもらうための文章に必要な要素は、

◯テーマ(タイトル)

◯出来事や体験、あるいは情報等(事実)

◯事実に対して抱いた気持ちや考え(結論・意見)

◯その理由(解釈)

があれば十分です。

これらの4つの要素があれば、十分に文章として成り立つので、そんなに肩肘張らなくてもいいと思いますよ。


したがって、文章を書くネタが思い浮かばない時は、まずは②の『取材』をしていきましょう

『取材』をするには、

●テーマに関連する本を読んでみる

●テーマに関連する動画などを見てみる

●テーマに関して人と対話してみる

などといったことから始めてみるのがお勧めです。


それでも書くネタが思い浮かばない時は、今回の記事のタイトル通り、『散歩』をしてみると良いでしょう。

部屋の中に引きこもっているばかりだと、人間の頭はどうも働きづらいらしいからです。

外に出て、自分の足であちこち歩いてみることで、様々な刺激が入ってくるようになります。

外の景色や歩く人々の表情、お店に入れば様々なディスプレイの仕方などが目に飛び込んで来ますよね。

また、本屋に行けば、流行の話題性のあるタイトルの本が自然に目に入って来ます。

何より、散歩をすることで、目にする景色からも季節の移ろいが重要な情報として入ってくるのです。

なお、中高年以上の人々にとっては、散歩をすることは健康にも良いでしょう。

散歩をする中で様々な外界の刺激に身をさらして色々な情報に触れますと、心が動かされるものが1つや2つは必ずあるはずです。

心が動かされた出来事や情報(事実)に触れた時、それに対してなぜ自分は心が動いたのかについて、その理由を考えてみると良いでしょう(解釈・意見)。

そうすれば、テーマ、事実、結論、理由の4つが揃うことになって、1つの文章を書けるようになります。

歴史をひもとけば、ギリシャ哲学の一派である逍遥学派の哲学者たちは散歩をしながら議論したそうですね。

古代の哲学者たちも、散歩しながら考える方が良いアイディアが思い浮かぶということを経験的に知っていたのでしょう。


結論として、文章を書くネタに煮詰まった時は、散歩をするのがお勧めです。

つまり、文章を書く前提として必要な『取材』の最終手段は、散歩をして外界の刺激や情報(事実)に触れることだと思っています。

せっかく「文章を書いて発信したい!」という素敵な思いをお持ちなのですから、ネタ切れで書くのを諦めるのはもったいないです。

どんどん外に出て散歩してみましょう。


追伸

実は今回の記事も、散歩をしながら音声入力で文章を書いています。笑


最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

共感して下さる方がいらっしゃいましたら、とても嬉しいです。

今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。


戦略マスター頼朝



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