ICFについて

ICF(国際生活機能分類)とは簡単に言えば生きることの全体像を表す共通言語。その人の身体のことから精神面、何をしているか、こだわりなどをまとめ上げて、さまざまな専門分野の人や異なった立場の人々の間の共通理解に役立つ。
書き方の分類分けはさまざまで内容が重複するところもある。書く人によっての感じ方で少し違いが出てくるが、そこは問題点ではなく、しっかりと情報が取れているかが問題である。
そして何より重要なのが主観を入れない。
主観を書いたり予想したりするのではなく、確実な情報を確実に分類分けはしていくことがなにより重要である。
ICFの考え方ができる前まではICIDH(国際障害分類)の考え方であった。
1980年にICIDHが採択され、2001年にICFの考え方ができた。
ICIDHは障害を一方向としてネガティブに捉え、できない面をみて、障害を治療していく、リハビリしていく考えであるが病気が完治しなければ悪いままになってしまう点などがありICFで双方向にポジティブにとらえできる面を見て考えていく。
これはどちらがいいどちらが悪いではなく、自分の立場に応じた両方の視点の比率を調節することが大切であると思う。
できない面を見ながらもできる面を書いていく。
広い視野で多角的に物事を見て判断する能力がこの令和の時代に必要になってくる。

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