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ホロコースト 2/3

少し過激な内容になるので、苦手な方は閉じてください。

僕は自分の生まれた日に、
アウシュヴィッツ行きのバスへ乗った。

(2019年4月13日 アウシュヴィッツ強制収容所門)

(4月13日 アウシュヴィッツ強制収容所内線路)

(4月13日 アウシュヴィッツ強制収容所内見張り台)

(4月13日 アウシュヴィッツ強制収容所内列車)

(4月13日 アウシュヴィッツ強制収容所内宿舎跡)

(4月13日 灰の撒かれた池への記念碑①)

(4月13日 灰の撒かれた池への記念碑②)

(4月13日 強制収容所解放当時の写真)

(4月13日 アウシュヴィッツ強制収容所毒ガス室跡)

(4月13日 アウシュヴィッツ強制収容所記念碑)


臨死体験


小学生の頃、陸橋の下側を渡る肝試しがあった。
幅20センチの鉄板を、手すりも命綱もなしに蟹歩きで渡る。壁伝いに合わせた手のひらと、バランス感覚のみでだ。

それを10回も20回も繰り返した。
友達が来なくても一人でやった。

落ちると思ったことも何回もある。
トラックが陸橋を通るとすごい揺れ、
強い風が吹くと両手が離れたこともあった。

地面から10メートルは余裕である。
死ぬか、良くて骨折は免れない高さだ。

けれど、フワっと来る死ぬかもしれない瞬間が、僕にはとてつもなく快感だと思えた。
心拍数が急速に上がり、脳と手のひらに血が回る。

もちろん死んでないことが前提だが、
死にそうになることがとても気持ち良かったのだ。

何もない場所に境界線だけ引かれていたら、近寄ってしまうのは本能だ。
境界線の中に何かを見出す前、子供が1番そこを越える危険があるのだと言いたい。

僕のこの快行動は、誰の目にも止まらず、誰からの注意もなく、なんのきっかけもなく徐々に消えてなくなった。

2020年2月21日
なおと

#旅行 #旅 #写真 #自分への挑戦 #学び #ポーランド #アウシュヴィッツ #ビルケナウ #死 #生きる #死生観 #人の命

ホロコースト 1/3
https://note.com/rootrootroot/n/ne2b916a0196b
ホロコースト 3/3
https://note.com/rootrootroot/n/nd7bf74561105

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