見出し画像

アメリカで生活できる英語を身につけるまで〜日本編・高校生時代〜

私の人生の分岐点と言える、留学を決断するまでに至る高校時代を振り返ってみました。

前回までの記事:幼少期編時代 / 小学生時代 / 中学生時代

高校生時代(2000年代中期)

アメリカ移住を夢見る

この頃になると、英語を話せるようになりたいだけではなく、現地に住みたいという願望が強くなっていました。中学生の頃に聴き始めた洋楽にどっぷりとハマっていた私は、英語を話せるだけでなく、自分の憧れているミュージシャンと仕事ができればなぁ…と壮大な夢を見るようになっていました。結果から言うと、これは色々あって諦めることになりましたが、(詳しくはアメリカ編で!)それでも当時の大きな原動力になっていたことは確かで、この思春期ゆえの無知で無謀な憧れがなければ、1人でも留学してやるなどという覚悟はできていなかったと思います。

自由への憧れ

当時の私はアバンギャルドで挑戦的なものへの憧れが強く、捻くれて反抗的な考え方をしていました。何故今まで言われた通りに、敷かれたレールの上を何も考えずに走ることしかしなかったのだろうとか、何故学校や社会が決めた規則に従い続ければならないんだろうなど、考えれば考えるほど自分のことが嫌いになり、自分自身に選択権のない人生が続くかもしれないのかと、絶望的な気分になってよく1人で泣いていました。大人は何も理解してくれない…そんな大人になりたくない!と毎日のように思っていました。小恥ずかしいですが、まさに思春期です!
思い返せば、この頃の葛藤こそが私のコアになっていて、”自分で考えて自分で決める”と言う性格は今でも変わっていません。この性格は後々の行動力に繋がっていき、結果として念願の留学を実現できたと言えるでしょう。英語を習得して、世界中どこにでも行きたい所に自由に行ける状態になることも、当時の私の夢でした。

一般的な大学入試への抵抗感

小・中学校では塾にも通っていて成績もそこそこ良かったので、何も考えずにそのままの流れで進学校に通っていました。高校二年生の夏頃からは、当然のように進路相談と大学入試に向けての対策が始まりました。とは言っても英語に興味があるくらいで、将来自分が就きたい職業だとか、入りたい学部などは見当もつかず。行くとしたら、外国語大学とか国際系の学部…?そんなぼんやりとした感覚のままで、志望校を選んでそのためだけの勉強をすることに強い抵抗を感じるようになりました。学部を選んで進学して、その後にやりたい事が変わったらどうするんだろう?そもそも何で大学に行く以外の選択肢がないんだろう?それで大学を卒業して就職をして、私の人生ってそれで楽しいの?自分の意思で進路を選んでいるのか、システムとして選ばされているだけなのかと、強い疑問を抱くようになっていました。

アメリカの大学のシステム

留学について調べているうちに、アメリカの大学は入学時に学部を決めなくてもいい事を知りました。日本のように大掛かりな入学試験はなく、学部の変更や転校も、比較的簡単にできる事がとても魅力的に思えました。体験談などを読んでいると、学生の年齢層も幅広く、高校を飛級のように修了して若くして大学生になる人もいれば、仕事をして家族を養いながら時間をかけて学位を取得する人もいる。子育てを終えて何か新しいことを学びたくて大学にいる年配の人や、キャリアアップを目指して大学院に行くための勉強をしているビジネスマンもいる。当時の私は、これこそが開かれた学びの場所じゃないか!と衝撃を受けました。学びたい人が、学びたい時に、自分の人生に合わせて学べるなんて、最高!大学に行くならこういう自由な選択肢がある方が絶対良いに決まってると思い、私の進路選択はアメリカ留学を断固として押し通すことに決まりました。

次回は渡米するまでの準備について、まとめていきます。

番外編:ジャッカス(Jackass)との出会い

私の渡米願望に間違いなく拍車をかけたのが、当時のMTVで放送されていたこの番組でした。知ってる人は知っている!下品で低俗で過激で危険な、あらゆるイタズラやドッキリ、スタントを詰め込んだDVD。今ほどポップではなかった当時のヴィレッジ・バンカードの店頭で流されていて、釘付けになりそのまま1時間ほど立ち見をしたことがキッカケでした。日本でこのような事をすれば、今でいう大炎上、バッシングは間違いなしです。もちろん当時のアメリカでもそうでしたが、それと同時に大人気だったことも間違いなし。映画までも撮影され、2022年にも続編が作られるくらいのファンがいるほどです。
日本で例えるなら、電撃ネットワークの過激なパフォーマンスが国民的な地位を得て愛され続けている感じです。一般的な日本人は敬遠してしまいますよね…!当時の私には、ここまでお下劣なコンテンツが一般に受け入れられていたアメリカという国がますます輝いて見えたのです。

**Amazonのアソシエイトとして、ろーくんちは適格販売により収入を得ています**

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?