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フレームワークに囚われる私達

ロッシーです。

フレームワークというのは、思考方法の「枠組み」のようなものです。

ビジネスにおいても様々なフレームワークがあります。

MECE、ロジックツリー、PEST分析、SWOT分析、バリューチェーン、STP分析、3C分析、4P分析、5フォース分析・・・

こういうフレームワークというのは、

「ある物事の見方に、どのように”補助線”を引くか」

ということです。


ちょっとした補助線の引き方で、世界がまるで違ったものに見えてしまう。

そして、いったんその違った見方を知ってしまうと、それに囚われてもとには戻れない。

フレームワークというのはそれほど強力なものです。


私達は、補助線を引かずにこの世の中をありのままに見ることはできません。

しかも、その補助線を自分で発見して引いているわけでもなく、大多数の人達は「借り物の」「誰かが作った」補助線を使って世界を見ています。

その補助線にはいろいろあります。

年収、年齢、住まい、性別、フォロワー数、国籍・・・

その補助線で世界を分け、そして自分も分けられる。

そして、分けられた世界の片側にいるとしても、その世界ではさらなる補助線に分割がされ、そしてその世界ではさらに補助線で・・・その繰り返しです。


かつて、補助線のない世界を私達は知っていたはずです。

しかし、もうその世界を知ることはできません。

いったん引いた補助線は消すことができないから。

補助線をどんどん増やしていくのか、補助線があることを認識しつつ見ないふりをするのか、人それぞれです。

でも、私達が何をしようとも補助線はその存在を消してはくれません。

そして、生きていく限り補助線は増えていく一方なのです。

そう、私達は補助線でつくった世界の虜囚なのです。

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