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<おすすめ最新刊情報>〜6月小説編②〜

個人的におすすめ小説の最新刊をまとめておりますので参考にしていただければと思います。

「車軸」小佐野彈 (著) 

「聖也と、あんたとあたしの三人で、やってみない?」―戦後成金の家に生まれ育ったゲイの潤。「したい。わたしもしてみたいです」―地方の裕福な実家を“偽物”と嫌悪する大学生の真奈美。一人のホストを“共有”。やがて互いを渇望するようになった二人の行く末は…暴力的なまでに切ない、愛の証明。

「鏡のなかのアジア」谷崎由依 (著)

はるかな歴史を持つ僧院で、少年僧が言葉の深淵に触れる「…そしてまた文字を記していると」、雨降る集落でひっそり交わされる人々の営みを描く「Jiufenの村は九つぶん」、熱帯雨林にそびえる巨樹であった過去を持つ男の物語「天蓋歩行」など、言葉の魔力に酔いしれる幻想譚、全五編。

「君待秋ラは透きとおる」詠坂 雄二 (著)

唯一無二の力「匿技」の持ち主たちを集める「日本特別技能振興会」。透明化の匿技を持つも組織に背を向けて生きようとする君待秋ラは、終わりなき戦いに巻き込まれてゆく。ミステリ界の異能が贈るバトル&リドル!

「むらさきのスカートの女」今村夏子 (著)

近所に住む「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性が気になって仕方のない〈わたし〉は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で彼女が働きだすよう誘導する。『あひる』『星の子』が芥川賞候補となった話題の著者による待望の最新作。

「マネーマッド」岸 正龍 (著)

平成前夜の狂気が日本中をアツく煮え滾らせた時代。
カネと夢、友情と裏切りの狭間でもがく著者の実体験をベースに書かれた、
99%ノンフィクションの実録ダークマネーノベル!

「世界の終わりと嘘つき少女」小野崎 まち (著)

遠河れんは幼馴染の彼―平間律と海を見ながら昼休みを過ごすのが日課。彼さえいればいいと他人と距離を取り、ある嘘をついていた。が、不思議な空の写真を見て以来、同じ高校で撮影者の黒百合とその写真に感化された赤穂と一緒に過ごすようになる。黒百合は幻と現世の境、“現実から外れた”瞬間を写真に収めていた。やがて彼らの関係が変わり、嘘が暴かれて…。遠河の喪ったものを理解したとき心が震える、青春の煌きと幻想を描き切った衝撃作。

「安楽死を遂げた日本人」宮下洋一 (著)

理想の死を求めてスイスに渡った日本人に密着した、圧巻のルポルタージュ。講談社ノンフィクション賞受賞作、待望の続編!

「さようならまでの3分間」桜井 美奈 (著), とろっち (イラスト)

その日、女子高生の花村幸はマンションの屋上から転落して死亡した。気が付くと白い靄に覆われた世界に立っていた彼女は、Aと名乗る不思議な女性から『交通整理人』になるよう告げられる。それは、後悔があってあの世へ行けない人に、過去をやり直すための3分間を与えて未練を晴らす仕事という。幸は交通整理人のFと名前を変え、様々なやり直しの3分間を見届ける。やがてFは自身の死にかかわった親友・上条英梨と再会することになって――。

「コイコワレ」乾ルカ (著)

太平洋戦争末期。日本の敗色が濃くなる中、東京から東北の田舎へ集団疎開した小学生たち。そのひとり、清子は疎開先で、リツという少女と出会う。「海」と「山」という、絶対相容れない宿命的な対立の出会いでもあった――。戦争という巨大で悲劇的な対立の世界で、この二人の少女たちも、長き呪縛の如き、お互いを忌み嫌いあう対立を繰り広げるのだが…….

「アロワナを愛した容疑者 警視庁いきもの係」大倉崇裕 (著)

連ドラ化もされた大人気「警視庁いきもの係」シリーズ、待望の第5弾!「タカを愛した容疑者」「アロワナを愛した容疑者」「ランを愛した容疑者」の3作品を収録。さらに「アロワナを愛した容疑者」では、大好評「福家警部補」シリーズの主役・福家警部補と警視庁いきもの係の薄、須藤が夢の共演! このコラボは見逃せない!!


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