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気付けばもう30年。そして、夢は叶っていた。

「世界を飛び回るビジネスマンになりたい」

大学キャンパスの中央広場の芝生で、授業をサボって寝そべりながら、真っ青な空を眺めていて、ふと、思いついた、若かりし頃のGenZeeの将来の夢でした。

もう4年生になろうというのに、進路を明確に決めていない。決めることができずに、モヤモヤしていた。何の根拠もなく、イメージしたのが、世界を飛び回るバリバリなビジネスパーソン、でした。

所属学部は理系の、当時はまだ珍しい分野であった、情報科学科。周りの友人らは、当時は当たり前だった進路、日本の大手電気メーカー、日本の代表的産業である自動車メーカー、そして理系学生の採用が流行り出した、金融機関、などへの内定を続々と得ていました。

それに比べて自分はどうしたものか・・。何が得意なんだっけ?何がしたかったんだっけ・・?

そう考えるGenZeeの隣には、学園内をウロつき、GenZeeを見かけるとついてくるなじみの犬。何も考えず、悩まず、寝そべっていられる彼(彼女だっけ?)が、羨ましかった…。

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…あれから30年。 

コロナ禍でどこにも出掛けられずに、たっぷり時間があった、読書三昧の夏休み。ベッドに寝そべりながら、窓越しに外を眺める。ふと思い出した。あ、30年前と同じ、真っ青な空だ。そして、思った。

「あれ? あの時の夢、実現しているのでは?」

社会人生活30年、会社員として一生懸命に働いてきた。戦ってきた、と言ってもいい。

その戦場は、激動のIT業界。
そこで、波乱万丈の戦歴=キャリアを築いてきました。

転職を重ねること、5回。買収や合併や出向により、所属する社名が変わったのも含めると、10社目、か。日本企業と外資系企業を半々ずつ。大企業もスタートアップも両方経験。その間、様々な職種を担い、何百億円という事業の責任を負う立場から、不遇のプータローの立場まで。アップダウン、茨道の人生。

だが、今は確かに、(コロナの大流行前まで)毎月のように海外出張を繰り返し、ディールを追っかけるビジネスパーソンをしているじゃないか。

「気が付けば、夢は叶っていた」

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必死にサラリーマンとして頑張ってきたら、この30年のキャリア後半、15年間の平均年収は、40代の会社員の平均給与の6倍以上、多い年には10倍以上になりました。金融業界のプロや、Youtuberや自営業オーナーさんらはもっとすごい収入がある猛者はたくさんいますが、普通の四大卒の会社員としては頑張ったほうかと思います。また給与所得者のサラリーマンで、節税対策などもあまりしていなかったので高い税率(最高55%!)の所得税を素直に払って、しっかりとお国に貢献してきました。

ちなみに、学生時代に住んでいたのは、家賃月1万円4畳半のおんぼろアパート。今でも倹約が身に沁みついています。

しかし最近では、大いに衰えを感じるのです。
人の名前を覚えられない、よく忘れます。
長時間の英語の会議にはぐったりします。
ついに、老眼鏡が欠かせなくなりました・・😭

が、まだまだ現役。
老兵は死なず。まだ消え去っていない。

巷では、”副業でウン百万円稼ぐとっておきの方法!”、”FXで億り人に!"などと、簡単に収入を上げる方法をうたう本や、ネットワークビジネスが出回っています。

それもいいと思います。皆さん素晴らしい。

しかし、GenZeeとしては、社長がゴール、起業がクール、の風潮に、あえて、地道にコツコツと、サラリーマン=サムライとしての本分、に集中していれば、夢は叶う、そして、充分な報酬はついてくる、ということを主張したいのです。

ということで、noteにて、老兵となったGeeZeeが、これまでのサラリーマン人生で学んできた処世術を、頑張っているサムライたちのために、書き綴ろうと思います。

題して、老兵の 『実戦!キャリアアップ ノート』

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 自分を戦国時代の侍に例えて書き始めてみようと思います。が、文章力の乏しさ、構成能力の弱さ、今後ぶれるかもしれない設定の曖昧さw、ご容赦下さい。 また、全て実話をnoteで初公開、なので、本業に差し支えがあるとまずいです。本名、実社名は公開できません。こちらもお許し下さい。
(2020年8月18日夜)

 ”老兵”のペンネームで2020年の夏、約一ヵ月間ほぼ毎日書いたものの、本業多忙のため続かず、突然やめてしまったこのノートですが、プロフィールを実名に変えました。そして過去の記事に編集をかけて、主語を”老兵”から”GenZee”(ゲンジー、げん爺、Z世代)に編集をかけました。コンテンツは変更していません。これから、記事をまた再開するか。。どうかな?
(2023年7月)

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