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明治時代初期のカレー関係の史料まとめ

●文献上、日本で初めてカレーを紹介したのは福沢諭吉らしい。


Curryをコァルリと読んでます。

福沢諭吉『増訂華英通語』1860年
国立国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1912490/91

●記録上、初めてカレーらしきものを見た日本人、岩松太郎の感想。


「飯の上へトウガラシ細味に致し芋のどろどろの様な物」
文久3年の外国奉行池田筑後守を正使とするヨーロッパへの使節団の一員、岩松太郎の『航海日記』より。

岩松太郎『航海日記』
国立国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1920519/199

●久米邦武『米欧回覧実記』に記録されるライスカレー。

スリランカにて。

久米邦武『米欧回覧実記』
国立国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/761506/197

●1872年のカレーのレシピ①

赤蛙で有名

敬学堂主人『西洋料理指南』明治五年(1872)
国立国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/849074/31

●1872年のカレーのレシピ②

「コリードビーフ及びモットン 粉を肉類にふりかける義」

仮名垣魯文 河鍋暁斎『西洋料理通』明治五年(1872)第五十三等
日本古典籍データセットを使用
http://codh.rois.ac.jp/iiif/iiif-curation-viewer/index.html?pages=100249908&pos=50&lang=ja
仮名垣魯文 河鍋暁斎『西洋料理通』明治五年(1872)第五十三等日本古典籍データセットを使用
http://codh.rois.ac.jp/iiif/iiif-curation-viewer/index.html?pages=100249908&pos=51&lang=ja

●1872年のカレーのレシピ③

「カリド・ウィル・ヲル・ファウル カリーの粉にて肉或ハ鳥を料理するを云」

仮名垣魯文 河鍋暁斎『西洋料理通』明治五年(1872)第六十二等
日本古典籍データセットを使用
http://codh.rois.ac.jp/iiif/iiif-curation-viewer/index.html?pages=100249908&pos=58&lang=ja



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