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正しい生き方と余暇_part2

僕には、僕にとっての正しい生き方があると思う。
それはきっと、読んでくださるあなたにとっても同じで、他の人と同じかもしれないし固有のものかもしれないが、自分自身の価値観で判断した正しい生き方があると思う。

正しい生き方、それはつまり、自分にとっての幸せを実現するために日々生きる、行動するということだと思う。

ということは、
自分にとっての幸せってなに?
幸せを感じる状態ってなに?
これらを分かっていないことには、自分の行動の正しさは不明瞭なままであると思った。

だからこの2か月で、自分の行動が、しっかりと自分の幸せを実現するための方向へ向いているか。自分の行動の正しさを測る尺度を検討しようと試みた。

幸せに向かって生きるということを、みんなは無意識のうちにやっている。考えずとも自分の幸せを理解し正しい生き方をしているひとはたくさんいるので、考えなければ迷子になってしまう僕にとって、彼らは本当にすごい存在に見える。一方で、僕と同じように迷子になっている人をたまに見かける。ごちゃごちゃ考えた結果、その道順整理の手助けができそうなフレームを思い描けたので、ここで紹介させていただきたいと思う。

※序章Part1はこちら

幸せとは?

あなたにとって幸せとは何か。

この質問を周りの知人や友人にしてみると、

いつでも美味しいものを食べられること
お金に不自由しないで旅行をして暮らすこと
働かないで自分が行きたいように暮らすこと

などなど、人それぞれ様々な幸せのあり方を教えてくれる。

僕も前までは、自分が好きなことをやって、それが収入につながってお金に不自由がなく義務感なく暮らすこと、のように考えていたように思う。

ただ、最近そのような幸せの形は、幸せそのものではなく幸せを感じるための状態なんじゃないかと思った。

例えば、「お金に不自由しないで旅行をして暮らすこと」であれば、それは、お金の不安という負荷がなく、旅行をすることで、「心地よい、楽しい、嬉しい」という価値=幸せを受け取ることができるという状態なのではないかということだ。

そう考えれば、どのような状況であれば、自分が幸せを感じることができるのか。つまり自分の幸せを発生源から定義することができるのではないかと考えた。

また、その人にとって幸せな状態はひとつとは限らず複数あり、それぞれの状態から生まれる「心地よい、楽しい、嬉しい」といった幸せを多く拾い集めれば集めるほど幸せになれるのではないかと思っている。

状態から幸せが生まれる

前述した通り、思い描かれる幸せは概して状態であり、それは幸せを感じるための状態なのではないだろうかと思う。だから、その無数にあるだろう数々の状態、いわばどんな条件のもと自分は気持ちよさや喜びを感じられるのかを理解できれば、どのような状況を作り出すことで自身が幸せになれるのか分かるのではないだろうか。

また、自身が理想とする状態を考察するにあたって、状態の抽象度を考えることも怠ってはいけないように感じる。

例えば、お金がたくさんある(経済的に不自由のない)状態が理想である場合、その状態によって、自分がどのようなことが可能になるのか、あるいはマイナス要素が取り除かれるかを深掘る必要がある。

そうすることで、今の自身にとってのお金が、どのような自身の欲求を満たすのかを把握することにつながり、自分の喜びの在りか=幸せの所存が明らかになるからだ。

※お金がある状態の分解と目的の考察

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幸せに繋がっていそうな状態を考察するにあたって、一般的に幸せと呼ばれる状態(例えば高年収&容姿端麗配偶者、ドラマ的な家族愛)には注意が必要にも思える。必ずしも自分がその状態になった時に幸せを感じるかは分からないからだ。上記のように分解していくことで、本来的に自身が理想とされている状態に幸せを感じることができそうか考察する手助けになる気がする。

価値観と状態・幸せの関係

どのような状態から自分の幸せが生まれるかを理解するにあたって、世の中にあふれるステレオタイプ的な幸せの形や理想の状態が邪魔をしてくるかもしれない。僕もよく、本当に自分の幸せを実現するための状態なのかどうか迷ってしまう時がある。

そのような時に、現在の自分を知ったうえで、本当の自分の幸せを目指すに必要な状態と行動を選択してゆく指針こそが価値観であると考える。

いわば、幸せを目的地としたときに、どの方向へ進めばよいのかを示すコンパスの役割をするものだ。

ひとそれぞれ、同じ状態から生み出される同じ形の幸せでも、それに対する感度が違う。つまり、同じ程度の幸せを得るための状態もひとそれぞれ違うのではないかと思っている。(以下、例)

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だから、ひとそれぞれ違う幸せとそれを生み出す状態について、自分視点で考える必要があるのだが、その自分視点の幸せと状態の関係性こそが、価値観であり、自身の生きる上でのスタンスになるのではないかと感じた。

幸せと自身が作り出すべき状態が明らかになれば、その状態を作り出すための今すべき行動が明らかになる。

例えば、何かしらの幸せを実現するために、年収600万円ほどがある状態を作りだす必要があるのであれば、仕事に取り組む、勉強する、転職する、などなどすべき行動の方向性が見えてくるといった次第だ。

正しい生き方をしているか

幸せとそのための状態を理解していなければ、目指すべき方向性=価値観が定まらないだろう。これを定めることで、自分が現在起こすべき正しい行動、つまり正しい生き方が見えてくると感じている。

また、幸せや理想の状態は、現在の自分自身の状況や状態によっても変化すると感じる。転職したら、年収が上がったら、病気だったら、きっと、現在の状態に変化があれば、理想の状態を目指すための行動も変わってくるだろう。

たとえ、自身の理想的な幸せを得るにふさわしい理想的な状態にまだたどり着いていなくとも、目指すべき方向の対し、正しく進んでいくということは、少しずつ理想の状態に近づいていくということであり、その道のりでたくさんの幸せが回収できるはずだ。だから、自身の幸せに対して行動している場合には、すでに幸せな生き方をしていると言えると思っている。


自分にとっての幸せがなんでありそうか。
自分にとっての幸せを生む状態がどのようなものであるか。
幸せと状態を直線で結んだ延長線上で、今自分が何をすべきか。

このようにして、僕自身の幸せやそれを実現する状態や価値観を検討し、自分にとっての正しい生き方を暫定的に決定したので、また別の記事にて紹介できればうれしい。
※自身の幸せについては、幸せの種類や状態の優先順位などもう少し具体的に考えてみている

また、冒頭で「思い描く幸せは概して状態であり、それは幸せを感じるための状態なのではないだろうか」と、理想の状態の追及は間違っているかのような書き方をしたが、その状態から本当に自分の幸せが生まれるのであれば、状態を理想として追い求めることは間違ったこととは言えないだろうと思う。


長々とここまで読んでいただいたき、僕の頭の整理に付き合っていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
記述していることは、暫定的な自分の正しい生き方を考える思考フレームです。今後さまざまな知見や経験を経て変わっていくことが想定されます。

少しでも共感やためになったと思っていただけたら、スキしてもらえるとうれしいです!

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