見出し画像

ART×⾃然で五感を開く「Re・Design セラピー」に参加してきました【長野県小海町】

8月中旬に長野県小海町で開催された「Re・Design セラピー」のモニターツアーに参加いたしました。

http://ikoumachi-koumi.jp/2023/06/19/art_re・design_therapy/ より

抽選制だったので「まぁ当たらないヤロォ」と思っていたら当選!!!
嬉しすぎました🥳

ツアーの内容はこんな感じです↓

http://ikoumachi-koumi.jp/2023/06/19/art_re・design_therapy/ より

美術館のナイトツアー!
プレミアムディナー!
焚き火!星!!
湖、キャンドル!!(読み上げただけ)

全部好きな要素すぎて卒倒しそうです🙋‍♀️
すべて最高な体験だったので、一つ一つ感想を書いていきます。

「最近、感覚が鈍っている」
「自然の中で色々な刺激をうけてみたい」
「美しい自然に満たされたい」

という方に本当にオススメのツアーです🫶🏻

初体験!視覚を奪われる「クラヤミレストラン🍴」

プレミアムディナーの詳細は「クラヤミレストラン」となっており、目隠しをしながら味覚を存分に味わうというものでした。

目隠しされていたので友人を撮らせてもらった、この写真しかない 笑

当たり前なのですが、目隠ししながら食事をするなんて人生でしたことがなく、とってもおもしろい体験😌

料理が運ばれてくるごとにハラハラワクワク。

私の場合、意外にも味覚よりも『人との距離感』の知覚に変化を感じました。 席が近い方との会話が進み、心の距離がかなり近く感じたのです。

もちろん「普段はしない体験を一緒にしている」という一体感もあると思うのですが、 声だけの方が、人に対しての先入観が取り払われる気がしました。

普段は視覚によって「身体という境界線」を理解しているゆえに、緊張しているんだな〜と思いました。聴覚だけの方がなんだか無防備になれて楽しかったです。

お料理についての感想は、この先に体験される方がいたら先入観をもってほしくないので詳細は語りませんが、一品一品がとてもおいしい🍽

盛り付けも美しいのだろう、ということが手で触っても分かりました(笑)

対話でつなぐ、ナイトミュージアム🖼

美味しい食事に満たされた後は、ナイトミュージアム。

小海町高原美術館。安藤忠雄氏設計の建築美にうっとり。

初めて夜の美術館を訪れたのですが、なんというか、、、

特別感がすごい!!!(語彙力)

私達以外にお客様が誰もいない
学芸員さんが私達のためだけにツアーをしてくれる
夜に美術館にいるという背徳感…。(?)
スペシャルナイトすぎます🌃

展示内容は「イン・ポライト・カンヴァセーション:礼儀正しい会話でー社会的実践:アメリカの現代美術ー」
私にとって非常に興味深いテーマです。

国境問題、メンタルヘルス、環境、女性の権利など、さまざまな論点の作品を制作しています。この展覧会は、写真、映像、彫刻、インスタレーションアートを通じて、「どうすればアートはセンシティブな社会的/政治的な話題を明るみに出し、会話を生み出すことができるだろうか。」を問うものです。
多くの社会では、難しい、あるいはデリケートな問題とみなされる主題には、 「無礼」 というレッテルが貼られ、敬遠されます。問題を無視することは感情の増幅につながり、最終的には強い偏見や、様々な権利を剥奪された人々にとって有害な行動に繋がります。
これらのプロセスは、1つの出来事からではなく、時間の経過とともに徐々に潜行的に発生します。「社会的実践」 アートは、そのようなトピックをプロセスに含めることで、対話を生み出し、困難な社会的主題の二極化を改善することを提唱しています。

https://www.koumi-museum.com/exhibitions/557/より引用

どうすればアートはセンシティブな社会的/政治的な話題を明るみに出し、会話を生み出すことができるだろうか。」という冒頭での問いかけに答えるように、さまざまなアートに刺激を受け、私の内面にはもくもくと疑問が湧いてきます。

学芸員さんが対話型鑑賞のファシリテートをしていただいたことで自分だけの疑問にとどまるのではなく、みなさんの観点からの疑問点や気づいたことを聞けたのが良い体験となりました。

時間が限られていたので、もっと対話したかったというのが本音ですが、とても豊かな時間でした☺️

炎のゆらぎに心を委ねる、焚き火セラピー❤️‍🔥

焚き火をかこんで、みなさんと火を見つめる時間。
普段もキャンドルの炎を見つめるのが好きですが、こんな大きな焚き火をするのは初めてです。
炎のゆらぎもさることながら、「パチパチ」という音と薪がじわじわと色を変えていく様子がとても落ち着くし、心地よい。

マシュマロを用意してくださっていたり、他にもいくつかのサプライズ演出があり、おもてなし感がハンパない🤘

夏っぽいことを毎年しないで終わるひきこもりフリーランスなので、今年イチ、夏らしいことをして最高の思い出となりました。

この引きのショット青春っぽ(興奮)

ちなみにこの日は空にかなり雲がかかっていて、残念ながら星は見られませんでした。
とても美しい星空だそうなので、ぜひリベンジしたいです🌌!

ドライフラワーに癒される、エコキャンドル制作🕯

翌日はエコキャンドル制作から。

宿泊場所から車で数十分移動して到着したのは、「憩うまちこうみ」の拠点施設です。ちなみに移動手段も全部用意してくださり、本当に至れり尽くせりです。

公式サイト:http://ikoumachi-koumi.jp/ より
窓から松原湖が眺められるスーパーステキ拠点!!

今回制作したのはソイワックスキャンドル。
しかも私がずっと欲しかったウッドウイック(芯が木)のもの。
火を灯すと焚き火セラピーのようなパチパチ音が体験できます。

さらに今回は小海の草花を使用してオリジナルのキャンドルを制作します💐
ドライフラワーからも、ふわっと優しい香りがただよい、カラフルな色に心が満たされます。

素敵要素が渋滞しすぎてて大丈夫か...

ソイワックスを流し込む前のキャンドル
こちらが完成品。柔らかい乳白色のアロマキャンドルです。

なぜかこの数ヶ月ずっと「キャンドルつくりてぇぇ」という衝動にかられ、YouTubeのHow To動画まで見ていたので心踊る時間となりました。

そして今回、キャンドル作りとともに地球環境について考える時間も設けられました。
ソイワックスは大豆油からできた天然植物性のワックスです。石炭からできたワックスで作るキャンドルよりも環境に優しく、エコなキャンドルです。

「日々使っているモノがどんな原料からできているか」という視点を得られると同時に、WWFが行っている「EARTH HOUR」という取り組みについても教えていただき、来年は明かりを消してキャンドルを灯したいな〜と思いました。

https://www.wwf.or.jp/campaign/earthhour-info/2023/

EARTH HOURとは?
毎年3月25日20:30に世界規模で行われるムーブメント。
地球のことを想いながら、60分間消灯をします。
2007年にオーストラリアで始まり、年々規模は拡大し、2023年には190以上の国と地域が参加しました。

小海町の自然とたっぷり触れ合うツアー🚶‍♀️

ツアー最後のプログラムは「セラピーウォーク」。
松原湖の周りをぐるっと一周する2時間半のツアーです。
これがもうほんっっとうに素晴らしかったです💛
どのプログラムも素晴らしかったのですが、私にとっては最も心に残りました。

正直、出発前は「2時間半とは、なかなか長い」と思ったのですが、最後は足りないなと思うくらいに時間があっという間でした。

資格をもった優しいガイドさんが案内をしてくださいます…!
ガイドさんにもとっても癒やされた。

歩きながらガイドさんが植物について色々と教えて下さいます。
まず松原湖の自然がとっても美しい、、、。

さらに、植物に触れたり、匂いを嗅いでみたり、時には味わってみたり…今までも心が枯渇すると「緑の中を歩く」ということはしていましたが、ここまで自然と関わりあいながら対峙したことはありませんでした。

一つ一つの植物に特徴があり、表情があり、香りも違い…今までは気づくことが出来なかった自然の豊かにとっぷりと浸かる豊かな時間でした。

秋に近づき、一部だけ色づいた葉っぱ。かわいい〜〜
お水がめちゃくちゃ冷たかったが最高に気持ち良い

途中でガイドさんが持ってきてくださったおやつでティータイム。
ほおずき、生のプルーン、お庭で採れたミニトマト。
ほおずきも生のプルーンも食べること自体が珍しいので、驚きを覚えながら味わいました。

温かいお茶なども持ってきてくださり、ここでもガイドさんのおもてなしにほっこりと気持ちも温かくなりました🥺

森のティーパーティーやで

2時間半のウォーキングの後、身体は疲れているはずなのに出発前より緩んでいる感覚がありました。
同時に身体感覚が広がったような感覚も。

たまに自然の中にいかないとメンタル面で色々と悪化するのは実感しているので、やっぱり自然の中でくつろぐ時間は本当に大切だな〜と改めて想いました。

以前、親友と「自然は私達をジャッジメントしないよね」ということを話しました。
人間同士は悲しいかな、ジャッジメント(判断)をしながら生きていく生物です。論理的に考えることはただそこに在るものを分割して整理することでもあります。

もちろんそれは現代社会では重宝され、生きていくのに大切なスキルですが、普段その能力ばかり使っている私は、自然の中にいると細かく分断された自分自身の全体性が少し取り戻されるような、そんな感覚になります。

人との触れ合いに心動く

自然とのふれあい盛りだくさんのツアーであると同時に、人とのつながりも感じられるツアーでした。

一緒にツアーに参加した方も素敵な方ばかりで、最後にツアーの感想を言う時間があったのですが、皆様の感想に感動して泣きそうになってましたw(涙腺弱すぎ問題)

少し打ち解けられたかしら…というタイミングで解散だったので、もっとお話ししたかったな☺️

事務局の相原さん、浅田さんからも「小海町に対する想い」をうかがい、その方がもつ熱いコアのような存在にとても心が動かされました。
ツアー全体を通して、様々な心遣いがとても繊細で、お二人のおもてなしあってのツアーだなぁと感じました。

元々、法人向けに開催していたツアーのようですが、今後個人向けにも展開されるそうです。(法人向けでは現在でもチームビルディングなど募集されています。)

小海は季節によって表情がすごく変わるとのことなので、またの機会に違う季節にもぜひ訪れてみたいです☺️

▼最新情報などはサイト・SNSで確認できます

https://www.instagram.com/ikoumachi__koumi/

▼秋の小海も行ってみたい…!


この記事が参加している募集

夏の思い出

サポート頂いたら嬉しくてエクストリーム土下座します!!