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1ステップで激変!資料のBefore_After~小見出し ver.~📝

こんにちは、Rubatoで資料作成の添削スタッフをしている奥澤です。
私は「戦略的プレゼン資料作成2日間集中講座」で受講生の方の宿題を添削しています。みなさんは、資料をみて「情報が多すぎて、わかりにくそう…」という印象を持ったことはありませんか。スライドの添削をする中で、このスライドはしっかり読めば内容がわかるけど、ぱっと見の印象が悪いからもったいないなと思うことがあります。
 
ぱっと見のわかりにくさの改善に有効なのが「小見出し」(グラフや図解のタイトル)の活用です。今回は「新しいことに踏み出すこと」をお薦めするスライドを添削してみます。ほんの少し手を加えるだけで、わかりやすい資料になることを実感していただければと思います。


×NGポイント

伝えたい内容がシンプルにまとめられていない。
一つ一つのメリットを理解するには、文章を読み込まないといけない構成になっている。

まずは、今回のメインテーマである「小見出し」だけ修正してみましょう。


記載内容の概要である小見出しをつけると、そこで何を伝えたいのかが明確になります。報告する際は結論から述べよと言われますが、それに近いイメージです。
 
小見出しをつけると、以下の良い点があります。

1.  効果的な伝達
読み手は最初に概要を知ることで、記載内容の主要なポイントをすばやく把握できます。
2. 関心を引く
最初に概要を述べることで、注意を引きつけ興味を維持することができます。

Beforeスライドでは、「メリット」という見出しと詳細内容が同じ図形に入っていましたが、After①スライドでは、「メリット」という言葉と概要を外に出しました。それにより何をメリットとして伝えようとしているのか、読み手がスピーディーに理解することができます。小見出しの追加はコミュニケーションスピードを上げるテクニックでもあるのです。 


いかがでしょうか?
さらにそれ以外の要素も含めてもう少し修正を加えてみましょう。

◎改善ポイント

1. 文言の重複削除
同じ文言が何度も登場すると、読み手にとってノイズとなります。今回であれば、メリットという言葉が重複していたので、「新しいことを始める3つのメリット」という小見出しを追加。重複が減り、シンプルなスライドになります。
 
2. 文字強調を追加
文字強調を加えることで、読んでほしい内容を目立たせることができます。読み手にとっても何に注目したら良いかが明確になっているので、読みやすい資料になります。
 
3. 図形の活用
After①ではスライドの上部にあったメッセージを、下部に移動し、その間に逆三角の図形を追加しました。この追加により「メリットがあるから、行動してほしい」という順接の関係であることを表現できます。

まとめ

今回の『資料作成Before→After』テーマ
「小見出し」

いかがでしたでしょうか。小見出しを加えるだけで、劇的に読み手によってわかりやすい資料になっていきます。自分が過去に作った資料を見て、今回解説したポイントがおさえられているか確認してみてください。

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