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Jazz

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Jazzがらみ。音楽がらみ。
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ジャズ関連ポスト

私のポスト、せいぜいアクセスあってポストごとに100ちょっとのビューが普通なんですが、まあ、こんな駄文でも100人以上読んでくれたらいいやと満足してます。 まあ、ビューは開けただけもあるんでしょうけれど、マルチメディアの現代、タイパ(タイム・パフォーマンスの略、最近覚えた日本語)重視、コンテンツプロバイダーは人々から時間をもらうのを争っている中、活字を読むという面倒くさいことを時間とってやっていただけるだけでも幸せ、書く量も1回せいぜい3000字くらいにしなくちゃと思ってお

【ジャズ】スタンダード「Tangerine」

インスタのフロアというのだろうか、僕のアカウントから見えてくるのを上から開いていたら、この動画が流れてきた。100歳のおじいさんが弾いているという、ジャズ・スタンダード、タンジェリン。渋い。 スタンダードの中では、取り上げられる頻度はそんなに高くないのだろうけれど、この明るいキャバレーちっくなメロディ好きですね。 このビッグバンドの演奏なんて、気が滅入って布団被って寝てしまい時でも、ぱっと明るくなれますね。 曲構成は、ABACの32小節。出だしから、たんじぇりーんと曲名

老牧師と殉教者

Amy Winehouseという英国のシンガーについては、彼女が2011年に自殺してかなりたって、最近になって知った。恥ずかしながら、それまで彼女のことは知らなかった。 1年くらい前、ブルースバンドのリハで、管楽器おやすみの曲で、シンガーとリズム・セクションが彼女の "Back to Black"を練習していたのが良かったので聞くと、もう死んでしまったAmy Winehouseという歌手の唄だという。さびのメロディがせつない。  それでいくつかYouTubeで彼女の唄を聞

【ジャズ】Phil Woods "The Summer knows"

アルトサックスの大御所フィル・ウッズが、ミシェル・ルグラン作曲の映画音楽、邦題「おもいでの夏」というバラードを、しっとりかつ力強く吹いているやつ。 Musique du bois (森の音楽、ウッズの音楽 という駄洒落)というアルバムに入っている。 映画も観たが、たしか筋はティーンエイジの主人公の若者が、アメリカのどっかのビーチのある田舎町で、夫が第二次大戦で出征している人妻に恋をするとかいう内容だったはずだが、あまり覚えていない。 でも、映画で流れていたこの曲はしっか

【ジャズ】グレース・ケリー(Sax)

5年位前か、YouTubeでサックスの演奏を聴きまわっていたら、たしかあるスタンダード曲の参考になるソロを探していたときか、昔のハリウッド女優と同じ名前のこの今年30歳くらいのサックス奏者の動画にでくわす。 なんと、大御所フィル・ウッズが、14歳の新鋭サックス奏者ですと舞台によんで、スタンダード「4月の思い出」をいっしょに演奏する。 この動画の14歳の少女は、(聴いててわかるが)決して準備してきたアドリブを吹くのではなく、もう身についているフレーズを一生懸命くりだして、そ

【Bossa Nova】"Doralice"

ボサノバ好きの知人がジョアン・ジルベルトの曲「ドラリス」が好きだというので、記憶をたどって「ああ、あのチンチンチンで始まるやつ?」というと、大好きな曲を茶化してしまったようで、顰蹙を買う。 しかしその時、駄洒落脳の発作が起こる。 ふと僕の脳裏に「どら猫」ならぬ「どらリス」、野生のリスの姿が横切っていく。さかなをくわえて。 「おさかなくわえたどらリス、お追っかけて~♪」 唐突に、サザエさんのテーマをちょっとボサノバ・フィールでそう歌うと、当然ながら、さらなる顰蹙を買って

【Jazz】"Body and Soul" by Charlie Parker

チャーリー・パーカーの演奏で、録音状態が悪くてどこかの個人の家の居間で演奏したような録音の中に、なんともいい感じのがある。 All of Me をチャーリーがレニー・トリスターノのピアノと、かすかにしか聞こえないドラムとで延々やった録音のが一番好きだが、この Body and Soulもいい。音は悪いが、なんど聞いても飽きない。 どんな状況での録音かしらないが、練習しているようなリラックスした感じで、チャーリーの持っている技(フレーズ)が溢れるようにでてきて止まらない。や

【Jazz Standard】"Out of no where"

なんとはなしにジャズの "Out of nowhere" という曲の、ミディアムテンポでウォーキングベースがズンズンいうところへアルトサックスがスイスイとアドリブを取るのを聞きたいなとユーチューブで探したら、これに出くわした。もちろんそんな用語での検索法はなくて、「Out of nowhere のサックス演奏」を探してたら出くわした。 この母音にやたらと記号がつくのは東欧か、それとも北欧か。サックス奏者の名前はなんとかマキだから、そういえばなんとかマキというフィンランド?の

【Jazz】Duke Jordan

このデューク・ジョーダンという、デューク東郷とマイケル・ジョーダンを足して二で割ったような名前のジャズピアニストはそれほど好きではなかったんですが、最近、すごくいいなあと。 1950年代のサックスのチャーリー・パーカーのレコーディングで弾いてるピアニストだとしか知らなかったこともあり、高速で超人的なソロを吹くチャーリーの後に、ぽつりぽつり弾く人というイメージだった。左手の伴奏が昔はオンビートだったとは知らなんだ(↓ wikipedia) 。 それが、そのぽつりぽつりが、最

ジャムセッションかな? 6年前のある日、シンガポールどこかで誰かと https://soundcloud.app.goo.gl/ks3Mx4W5bZSBgHTn6 出だしハワイアンかなと思ったら、ブルース 拙サックスはまあまあいい音出してましたが、無茶苦茶やな でもなんだか明るい またやりたいもんですが

【Jazz】小夜啼鳥がバークレー広場で鳴いた

今朝、久しぶりにジャズのバラード、A nightingale sang in Berkeley Square を聴きました。 カモメがとんだ~、ではなくて(、、古い)、夜の広場で小夜啼鳥(さよなきどり)ナイチンゲールが鳴いた~という歌。 ナイチンゲールが夜も鳴く鳥とは知らず(語源が英語の古語で night + singらしい)、夜鳴くのはフクロウくらいと思っていたので、この曲、今日ちょっとぐぐって調べるまでの30年、ずっと、夜鳴くはずのない鳥の声を聴いたというラブソングだ

ミンガス・ビッグバンド

なんとも災難続きで意気消沈の時に、時々、元気をもらうために聞くのがこれ。 ミンガス・ビッグ・バンド ベーシストでむしろ作曲家といってもいい、ジャズミュージシャンの故チャーリー・ミンガス作曲の曲を、基本的にひたすら演奏するジャズのビッグバンド。 90年代のマンハッタンではイースト・ビレッジに、Time Cafeというライブハウスがあって(より正確に言うとそのカフェの地下のFezという名のライブ。でもTime Cafeのライブと通称していた)、毎週木曜の夜はいつもそのMin

【Jazz Standard】These Foolish Things

たんに自分が好きな曲を、えらくいい感じで演奏している人たちがいたので紹介がてら、このポスト書きました。 (お詫びと訂正)以下のPostを書きましたが、よくよく考えると、サリンジャーの原作の映画の曲は My Foolish Heart だった(汗)。よって、以下の文章は My foolish Heart について。曲は、These Foolish Things。ややこしい。 --------------------------------------------------

ジャズ研

学生時代、ジャズ研にいました。 人から聞かれるとそう答えるが、細かく言えば、そのサークルは当時、「軽音楽研究会」という名前だった。 80年代、軽音楽の花形は、ロックか、シンガーソングライター系ポップスやニューミュージックとか、インスツルメンタルでも、リズムがカッコよく現代的なフュージョンとか。ジャズはマイナーだった。 自分の人生、どちらかというと、周りに流され流され、決してなにか自分の信念?とか思い入れを軸に決断したことは少ないだが、敢えていえば、このジャズ研に入ったの