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夏といえばビールとあれでしょう

今日、2019年6月22日は夏至だそうです。一年で一番日の長い日。

私の夏といえば、ビールに枝豆です。

だいたいのお家では、こんな感じでしょうか。
居酒屋さんに行っても、こんなふうに、枝豆が「つきだし」で出てきます。

我が家はというと、こんな感じです。

ばばーーーん! この圧倒的な量をご覧ください。
おとといの夜、実家から届いた枝豆は、大皿山盛り一杯分でした。
田舎あるある、「野菜を買ったことがない」というやつの派生ですね。

私の実家では、夏になると枝豆を栽培し、出荷しています。出荷できないようなさやに豆が入っていない、豆が少ない、規格より小さいなどの、いわゆる「不良品」を毎日のように届けてくれるようになります。
レジ袋に無造作に詰め込まれ、母から届けられます。

おとといもらったのは、ざるに盛るとこんな感じ。

ざるから溢れ出そうな枝豆。
これで大体、晩酌1回分です。
あまりに枝豆が多すぎて、おかずが食べられず、夕食が枝豆と、そうめんで終了なんて日もあったりします……

さて、おととい実家から届いた枝豆は、今年最初の初物。
早速茹でて食べましょう。

洗って鍋に入れた枝豆に、コップ1杯ほどのお水を入れます。
我が家では、茹でるというよりは、少ない水で蒸し煮のようにしています。
確か料理研究家のケンタロウさんのレシピだったような気がしますが、もうすっかり自己流になってしまいました。

ビールに合うように、少し多めの塩を振り入れます。

蓋をして、強火で蒸します。

5、6分したら、一度かき混ぜて、またしばらく蒸します。
じわじわと蒸気から枝豆の香りがしてきます。
適当に、味見をして(やけどに注意!)柔らかくなったら、出来上がりです。

はい、どん! できました。熱々を、延々と貪ります。
枝豆のさやを口にくわえると、枝豆の香りと塩気が舌を刺激します。手でぎゅっとおすとプチッと枝豆が勢いよく口の中へ飛び込みます。
ちょっと固めに茹でた豆は歯ごたえがよく、コリコリと噛むと、青臭いような香ばしいような豆の香りと塩気が口の中で弾けます。
枝豆をいくつも口に放り込んで、口の中が枝豆でいっぱいになったところをビールで一気に流します。ぷはーーーー!!
そしてまた、枝豆に手が伸びる。
もはや、ビールのおつまみではなく、枝豆のおつまみがビール状態。
これが我が家の、夏の週末の晩酌の風景です。

子供のころは、夕方なると出荷作業が一段落した母が、大きな鍋いっぱいに枝豆が茹でてくれて、食卓にどどんと置いてくれました。
母と妹と私とで、競うように枝豆を食べていたことを思い出します。大鍋いっぱいにあった枝豆が、あっという間に空っぽに。
夕食は、半田そうめんと、ナスやピーマンの天ぷら、唐揚げ。これもまた、家族で奪い合うように食べていた記憶があります。
その傍らで、父がうまそうにビールを飲んでいました。

大量に茹でた枝豆はそんな子供の頃の食卓を思い出す一品です。
ああ、今年も夏が来た。

それから、大量の枝豆がもっと美味しくなる茹で方があれば、教えてください。


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