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『脳内麻薬』

『脳内麻薬』
中野信子著


一言で言うと、「ドーパミン」は、人間の行動や感情に大きな影響を与える脳内物質だということ。ドーパミンは、人間にとって必要なものではあるものの、過剰になると依存症や暴走を引き起こす。逆に不足すると、やる気や幸福感が低下する。

印象に残ったこと。

①世帯年収別に「幸福感」によると所得 1500万円までは、所得とともに幸福度さ上昇する。それを超える低下する。

②店員の笑顔を見た客は、笑顔から推察される「幸せな気分」に共感し、同じような気分になれる。実際に楽しいかどうかにかかわらず、笑顔になるということ自体がストレスを軽減させる。

③幸せな人はそうでない人に比べて約 10年長生きし、死亡リスクが 35パーセント低い。

ドーパミンってなかなか大変な物質なのだなあというのが、感想ってことなのだけど、分泌されないと、鬱になるし、出過ぎると、中毒になる。肉体の限界に挑戦するスポーツマンは、ある意味、中毒症状を起こしているのだろうけど、その中で、世界記録が出たりする。まあ、中毒症状を起こさせてまで、世界記録を打ち立てることに意味があるのかという問題は今後出てくるのかもしれないけど。

中庸という古代中国の思想?哲学を思い出した。こんな感覚で、人生を歩めば、脳内麻薬に踊らされることはないのだろうなあと思った。

1. 適度とバランス: 中庸は「過度」や「不足」から遠ざかり、適度とバランスが大事。

2. 中道の追求: 中庸は「中道」を意味し、極端な行動や思考を避けることを求めます。

3. 調和と均衡: 物事を行う際には、個々の要素間の調和と均衡を重視します。

 
まあ、私としては、、日常は、ひたすら、何かに溺れることなく、ただ笑顔でいるということを心がけて歩みたいと思った。

読書も中毒になるみたいだから、気をつけないといけないとは、思った。

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