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思うこと303

 いつものゲオ宅配レンタルで常に貸し出し中で、毎度毎度「何でだよクソぅ!」と悔しがっていた『羊たちの沈黙』(1991年)をやっっっと借りることができた。ていうか、1991年公開なのか…何故かもっと最近の映画かと思ってたな…。

 そして念願の『羊たちの沈黙』、やっぱり最高に最高だった!!クラリス役のジョディ・フォスターの凛々しさと懸命さ、レクター博士役のアンソニー・ホプキンスの異質さと謎の高貴さ!今私がここで語るのはめちゃくちゃ今更なのでそんなに詳しくは言わないけれども、とにかく人も物語も雰囲気も、何もかも最高では?!と大興奮してしまった。そもそもホラーやサスペンス系の映画が大好きな上に、こうも何もかも秀逸だと何だか最終的には脱力してしまう。そりゃあアカデミー賞の主要5部門を総嘗めするはずだよ…。

 メインの事件は陰惨な話でありながらも、何処か共通する人間の悲しさというかもどかしさみたいなものがあり、一方で主人公のクラリスの活躍はスッとしたシンプルなストーリーに沿って始まり、終わって行く。そんな中でレクター博士はこれからどうすんのか…?!みたいなハラハラを残しつつ、
さて、子羊たちは…、ああ…めっちゃ良いな『羊たちの沈黙』!!返す前にもう一回観そうである。

  特別編を借りたので、普段はほとんど見ないメイキングというか、スタッフの裏話あれこれみたいなドキュメンタリー映像まで見てしまった。映像で見ると一瞬一瞬でしかないシーンに、美術や小道具でもの凄く時間を使うんだなぁ!(蛾とか)、ともの凄くアホみたいな感想が浮かぶ。小学生か私は。

 ところで、別に何となしにヒッチコックの『サイコ』(1960年)も借りていた。サスペンスホラー的なものの源流にあたるようなので、当然『羊たちの沈黙』にも何らかの影響があるらしい。(言わずもがな的なことだろうけれども、キャラは迫り来る脅威を分かっていないが、観客には分かっている・見えている視点、みたいなやつとか。)しかしこれ立て続けに観れるなんて、自分、よくやった。怖い映画、最高。

 でもその前に『コブラ・ヴェルデ』(1987年)観るかも。(急に)

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