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6月5日、誕生花は天竺牡丹【#誕生花短歌】

詠みます。

 手に入れし可憐
 心に叶えども
 満ち足りて吹く 旬外れの風

解説。

 6月5日の誕生花のひとつ、ダリア
 メキシコやグアテマラを原産とする、キク科テンジクボタン属(ダリア属とも)の多年草です。

 学名でもある "Dahlia"(ダリア)は、スウェーデンの植物学者アンデシュ・ダール(Anders Dahl / 1751~1789)の名前に由来するものです。
 日本には1842年にオランダから長崎へ持ち込まれたのが最初で、その花姿がボタンに似ているため「天竺牡丹《てんじくぼたん》」と名づけられています。
 天竺はインドであり、日本に来た当初はインドからきた花であると思われていたようです。

 かつてダリアは有毒とされていたことがありますが、これは誤り。
 とはいえ、塊根には多糖類であるイヌリンが含まれていて、慣れない人が大量に食べると腸内の発酵で生じたガスで腹部膨満を来たす危険性はあります(ちなみに、イヌリン自体には食後の血糖濃度上昇を抑制する効果などもあります)。
 ただし、原産国であるメキシコでは食用のダリアが栽培されていたり、日本でも塊根を食用として試したり、食用菊のように花を食べることもあるとか。

 ダリアの花言葉は「華麗」「優雅」「気品」「移り気」「不安定」など。
「不安定」は、フランス革命後の政情の不安定な時期に栽培されていたことに由来し、さらにその花姿から「華麗」「優雅」といった花言葉も追加されたとか。
「移り気」の花言葉は、ダリアへの興味を失ったナポレオンの后ジョゼフィーヌに由来するといわれます。

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