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読んだ小説を褒めながら紹介するnote ~『迷子になっていた幼女を助けたら、お隣に住む美少女留学生が家に遊びに来るようになった件について』篇~

 お久しぶりです。
「読んだ小説を褒めながら紹介する」シリーズです。
 何と、約半年ぶりになります。

 読書をサボっていたわけでは……はい、すみません。サボってました
 積んでました。
 だって、アウトプットが楽しい時期が来ちゃったんだもの。

 でも、やっぱり同時に吸収もしなくちゃなってことで、先月くらいからようやく読書にも再着手できました。
 読まないで居ると、また創作意欲枯渇しますからね。
 めでたしめでたし。

 さて、前置きはほどほどにして、ささっと本の紹介をしていきましょう。


書影など。

\どーん/

 おやおや、天使がふたり
 まぁ、何を隠そう、このふたりがヒロインです(錯乱
 イラスト担当は緑川葉先生

 著者はネコクロ先生
 帯にもあります通り、第2回集英社WEB小説大賞銀賞の受賞作となっております。

 ちなみに略称は『#お隣遊び』
 ネコクロ先生のTwitterにもあるので、大丈夫です。
『迷子になっていた幼女を助けたら、お隣に住む美少女留学生が家に遊びに来るようになった件について』の部分ですね。

 では、導入のご紹介と行きましょうか。




ところで、本作はダブルヒロインの構成という理解でよろしいか?


略して『お隣遊び』とは


「よろしければシャーロットとお呼びください」

 夏休み明け、高校1年生の主人公・青柳明人のクラスに留学してきたのはさらりとした銀髪も艶やかな英国美少女、シャーロット・ベネット

 親の都合で日本にやってきた彼女は、日本語も堪能。
 友人はラッキーだと言って喜ぶが、明人は意外にも冷静に受け止める。
 彼が思うには、そりゃあ美少女が編入してくるのはラッキーだが、それは彼女とお近づきになれた場合だけだろう、と。

 わりと俯瞰した視点でモノを見る彼は、その気質上貧乏くじを引くタイプ。むしろ進んで引きに行くタイプにも見受けられます。
 この日も浮き足立って歓迎会を催そうとしているクラスメイトたちを窘めるような言い方で、早く帰宅したがっていたシャーロットを逃がしていたりする。
 もちろんそんな姿を担任の花澤美優は好ましくも苦々しくも思っているようだったのだが、それはともかく。

 転機は、その花澤先生の手伝いをした帰路で待っていた。

『わぁあああああん! ロッティーどこぉおおおおお!』

『迷子になっていた幼女を助けたら、お隣に住む美少女留学生が家に遊びに来るようになった件について』p.30 より

 絹を裂くよな女の悲鳴……! ……ではなく。
 聞こえてきたのは幼い女の子の泣き声
 年の頃は、だいたい4歳か5歳くらい。
 そして、特徴的なのは、銀髪で。
 ロッティーなる人物を呼ぶ言葉はだった。

※作中で二重カギ括弧でくくられているセリフは、英語の翻訳文の場合があります。

 英語を話せる明人は、もちろんそんな女の子を見過ごすことなんて出来ないので声をかける。
 最初こそ警戒されて電柱の陰に隠れられたりするものの、泣いた幼女も喜ぶ必殺戦法『ねこのどうが』を駆使することで懐柔。ついでに少女の名前――エマちゃんというらしい――も聞き出すことに成功。
 というか、懐柔の勢い余って、抱っこをせがまれる始末(うらやましいぞ)。

 如何ともしがたかったので、明人はエマちゃんを連れて学校へ一旦帰還。
 まだ残っていた担任・花澤先生といっしょにエマちゃんが言う『ロッティー』を待つことにした。

 ……え? 何で学校で待つのか、って?

 そりゃあ、『ロッティー』が、今日クラスにやってきたシャーロット・ベネットだからです。
 要するに、エマちゃんのお姉さまがシャーロットさんです
 銀髪っていう一撃判別ポイントもありますしね。
 ちなみに、エマちゃんが言っていた「ロッティー」は「シャーロット」のニックネームです。エリザベスがベスになったり、キンバリーがキミーになったり、ジェニファーがジェニーになったりするパターンです。

 そうこうしているうちに慌てたシャーロットがやってきて、エマちゃんを彼女に預けて、さてと明人が帰ろうとしたところで。


 ――再びの事件発生。

『あきひと、どこにいくの……?』

『迷子になっていた幼女を助けたら、お隣に住む美少女留学生が家に遊びに来るようになった件について』p.49 より


 おめでとう、明人。
 君は、幼女に、気に入られたようだ。

 ※このBGMを再生しながら


 結局、花澤先生の『謎の後押し』もあって、エマちゃんともどもベネット姉妹を自宅に上げることになったわけだが。
 実は明人が住む部屋のお隣さんがベネットさん家だったというオチ!

 はい、タイトル回収!!


 さてさて。
 ふたり……いや、3人の仲は一体どうなっていくのやら……?



推しポイント。

 ようじょ!

 いや、違う。
 いや、違わないけど

 とりあえず、ラブ加速器のエマちゃんがヤバイ。
 ホントに、明人くんにべったりになっちゃって、まぁ。
 本作の基本はジレジレ系ラブコメなんですが、彼女の存在がほどよいアクセラレータになっててとてもよいです(語彙力不足)。

 でも、ありますよね。
 小さい子って視点が違うというか、深淵まで見透かしているんじゃないか、って思うわけで。
 きっと明人の内面が見えるんでしょうね。

 そして、お淑やかブリティッシュガールのシャーロットさんもカワイイ。
 ……ま、妹・エマちゃんに振り回されつつも、明人くんのイイところに触れていくわけで、そりゃあね。

 ただ、その逆も言えるわけで。
 チラッと導入部でも出てくるところで、明人くんは上述の通りちょっと自ら貧乏くじを引きに行くような嫌いがあって、その部分をシャーロットさんとエマちゃんが修復にかかる裏話もあったりなかったりします。
 ……担任・花澤先生の命だったりもするのですが。


 いやあ、イイですね。


 ところで、なんですが。

 エマちゃんはシャーロットさんの妹。

 つまり?
 10年ほど経ったときには、現在のシャーロットさんみたいな感じになったエマちゃんが……?

 なにそれすてき。



既刊・続刊について。

 2巻、来ます。間もなくです。
 2022年7月22日発売予定。
 やべえ、にゃんにゃん(=22)が2回出現してる。


 さあ、みんなもお隣さんと遊びましょ。



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