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3月5日、誕生花は君子蘭【#誕生花短歌】

詠みます。

 巷間《こうかん》で涙にくれているならば
 抱きしめるようにその手包んで

解説。

 3月5日の誕生花のひとつ、クンシラン
 南アフリカ共和国とスワジランドとを原産とする、ヒガンバナ科クンシラン属の多年草です。

 名前に「ラン」がついていますが、ラン科ではなくヒガンバナ科なので注意です。
 学名 "Clivia"(クリビア)」は、19世紀に植物学発展のために援助をした英国クライヴ家(Clive)出身の公爵夫人を讃えて付けられたものです。
 和名は君子蘭《くんしらん》
 これは明治時代に「クリビア・ノビリス(Clivia nobilis)」という種が日本に渡来し、そのノビリス( “高貴” という意味)にちなんで、学識・人格ともにすぐれた人や高位の人を指す「君子」を付けられたとのこと。(「君子」は学識・人格ともにすぐれた人や高位の人を指す言葉です)。

 しかし、近縁種の「クリビア・ミニアタ(Clivia miniata)」(「受咲君子蘭《うけざきくんしらん》」とも呼ばれる品種)が普及すると、これをクンシランと呼ぶようになりました。
 ウケザキクンシランは森林の半日陰地に自生し、弱光、乾燥には強いですが、その一方で強光や過湿には弱く、日ざしが強すぎると葉焼けを起こし、水を与えすぎると根腐れを起こしますので、育てる際には注意してください。

 クンシランの花言葉は「高貴」「誠実」「情け深い」など。
 これは花名のもとになった "nobilis" や花名の「君子」にちなみます。


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