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4月26日、誕生花は西洋松虫草【#誕生花短歌】

詠みます。

 青野原
 ひとり視線の向くを待つ
 されど過ぎゆく 人恋の時

解説。

 4月26日の誕生花のひとつ、スカビオサ
 ユーラシアや南アフリカを原産とする、スイカズラ科(マツムシソウ科とする場合もあり)マツムシソウ属の多年草です。

 学名 "Scabiosa"(スカビオサ)は、ラテン語で「疥癬(=かゆみを伴う皮膚の病気)」を意味する "scabiea" が語源です。
 これはマツムシソウ属の植物が薬草として皮膚病に用いられたことに由来するといわれます。
 日本の固有種で山地の草原に生育するマツムシソウも同属ですが、一般にスカビオサという名前で流通しているものの多くは「セイヨウマツムシソウ(西洋松虫草)」になります。

 なお、松虫草の語源には諸説あり、花が散ったあとの姿が仏具の「松虫鉦」に似ていることに由来するとも、マツムシが鳴くころに咲くことに由来するともいわれます。

 スカビオサの花言葉は「不幸な愛」「私はすべてを失った」など。
 ギリシア神話にて大量の血を流して死んでしまった美少年ヒュアキントスのその血から紫のヒヤシンスの花が咲いたという言い伝えに由来し、紫色の花の花言葉は悲しい内容のものが多く見られます。
 西洋において紫色のスカビオサも伴侶を失った未亡人におくる花束にふさわしいとされ、花言葉も「不幸な愛(unfortunate love)」「私はすべてを失った(I have lost all)」という悲しいものがつけられています。

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