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トレッドミルの利点と不利点

あなたはどこで走るのが好きですか?公園、河川敷、トラック、アスファルト、クロスカントリーなど様々な答えが返ってくると思います。

結構多く帰ってくるのがジムのトレッドミルという答えです。あなたもそのうちに一人かもしれません。トレッドミルで走る際には若干、普通の道を走るのとは違う点があります。今回はトレッドミルの利点と不利点を短くまとめてみましたので、ご覧ください。

トレッドミルの利点

トレッドミルの一番の利点は天候に左右されることがないことです。また車や信号を気にする必要もありませんし、都市部でお仕事をなさってる方は仕事帰りにジムのトレッドミルで走られる方も多いと思います。雪国にお住まいの方は冬場は大半の練習をトレッドミルで行うという方も多いかもしれません。62度に位置する町で生まれ育ったソンドレ・ノルドスタッド・モエン選手もそのうちの一人です。彼は高校時代から頻繁に冬場はケニアでトレーニングしていますが、ノルウェーの冬はそうはいきません。雪が積もる上に真冬の日照時間は5時間ほどです。この時期ノルウェーのほとんどの選手はトレッドミルでトレーニングを実施しています。

また低圧酸素を用いることで標高を自由に変えることが出来るのもトレッドミルならではです。一度動画でモー・ファラー選手が4000mに設定してトレーニングをしているのを見たことがあります。私自身一度イギリスの低圧テント会社の営業マンと話したことがありますが、低圧テントの一番の利点はジャンクマイレージをなくすことが出来ることだと言っていました。ジャンクマイレージとはペースが遅く、脚に負担をかけるだけでトレーニング効果のないランニングのことですが、低圧テントを使えば普段とは違う刺激を体にかけながら体の回復を図ることが可能になります。私自身は自分の体で試したことがないので、現状では何とも言えませんが低圧テントを使うとすれば、楽なランニングは標高を3000mあたりに設定してそこで実施し、その他のトレーニングは普段通りに実施するつもりです。

2.トレッドミルの不利点

 トレッドミルの不利点は走り方が少し変わってしまうことです。通常のランニングでは、足が接地し、一瞬止まりそこから地面を足で押します。しかしながら、トレッドミルは地面の方が動きますので、接地した瞬間から足が後ろに動きます。これが故に、トレッドミルで走行する際には普段よりもピッチが速くなり、ペースが速く感じられる人が多くなります。この通常のランニングとは異なる動きを補正するために1%程度角度をつけて走るのがお薦めです。

 1%の角度をつけるのをお薦めする理由はこれだけではありません。通常のランニング時には空気の中に自信が突っ込んでいくことになりますが、トレッドミル上でのランニング時はこの空気抵抗を受けることがなくなります。従って、実質的には追い風で走っていることになります。この追い風分を相殺するためにも1%の角度をつけると走行速度と心拍数が、通常のランニング時にほぼ一致するようになります。

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