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受験シーズンを迎えて思うこと

今年も受験シーズンがやってきた。

SNS全盛の時代、受験勉強のやり方から合否の報告まで、その気になればすべてさらけ出せてしまう。

私の場合は特に、親が子どもの合格報告をする投稿が目につく。

自分の2人の息子たちの大学受験は順調にはいかず、
受験 → 不合格 → 次の大学を受験
の繰り返しで、長男は現役のときも浪人のときもこのパターンが続き、永遠にループから抜け出せずにあわや2浪かと焦るくらいだった。
3月になっても合格をもらえず、一足早く高校受験が終わった次男から
「俺もがんばったのに、お母さんはお兄ちゃんにしか目がいってないよね」
と言われてしまう始末。

次男は高校受験は無難に終わったけれども大学受験はうまくいかず(本人いわく「受験勉強に向いてなかったんだと思う」とのこと)、それでも何とか現役で大学進学した。

なんだかんだいいつつも、2人とも社会人になり、親から独り立ちしようとしている。

話を元に戻すと。

息子たちが受験真っ只中のこの時期、特に2月も半ばになると続々と「合格しました」の書き込みがあり、SNSを見るのは非常にしんどかった。

大学受験の多様化により、学校推薦型選抜(以前の指定校推薦)や総合選抜型入試(以前の一般推薦やAO入試)が一般入試よりも定員枠が増えていて、さらに早く結果が分かる。
次男と同い年の子どもを持つ知り合いが、11月に指定校推薦で決まったことを嬉々としてSNSで報告していたのが嫌になって、私は速攻でその人とのつながりを切ってしまった。

自分の子どもの受験の際いい思いをしなかった私から、受験生のお子さんを持つ保護者の方に提案なのですが、
合格報告ではなく、進学先報告にしませんか?
どこの学校に受かったか、落ちたかをいちいち報告するのではなく、最終進学先だけを報告すれば、それで十分ではないですか?
「(SNSを)見なければいいじゃないか」と言われてしまえばそれまでだけど、不合格が続く子どもの親はしんどいんです。

やっぱりみなさん、学歴にこだわりがあって、自分の子どもが望み通りの学歴を手に入れたら、それを他の人にひけらかしたいんでしょうかね。

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