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防災教育のすすめ

明けましておめでとうございます。
ご覧いただきありがとうございます。
今年も、毎月5日に実りある記事が書けるようにしていきたいです。

さて、新年1発目となる第3号の記事をいろいろ考え、
文献も探し始めていたていた先月。
でも年が明けて、テーマを変更しました。
タイトル通り「防災教育のすすめ」です。
ただ今回は、文献に当たる時間を確保できなかったので、
有料記事ではなく、
自分の考えを書き綴るだけの内容になること、ご了承ください。

2024年の元日は、
天赦日と一粒万倍日の重なる大変良い吉日だと胸を膨らませていましたが、
大きな地震。
被害に遭われた方、
被災地に住む大切な人や大切な土地がある方、
心よりお見舞い申し上げます。

そして翌日には、飛行機の事故、
さらに翌日には、秋葉原の事件。

お正月から立て続けに起こる怖い出来事に、
今年はただならぬ気配を感じました。

オカルトや星占いを信じるわけではないけれど、
2024・2025年は、やはり大変革の年になるのかもしれませんね。

連日の報道を受け、
今年の目標も変わりました。
『家族を守る』
恥ずかしくて家族には宣言できていないけれど、
私は子供たちを、夫を守りたい。
守るために私も生き残りたい。

一言で『家族を守る』といっても
日々の食事や、家族に寄り添える働き方の模索、
何があっても動じないメンタル、
健康な心身……
中身は盛りだくさんです。

というわけで、
今回の記事のテーマは『防災教育のすすめ』にしました!


1 防災教育とは?

まずは文科省の資料を見てみましょう。
防災教育の目的を要約すると以下のようにまとめることができます。

(1)減災のために必要な準備をする能力
(2)自然災害から身を守り、
   被災した場合でもその後の生活を乗り切る能力
(3)進んで他の人々や地域の安全を支えることができる能力
(4)災害からの復興を成し遂げ、安心・安全な社会を構築する能力
                        ※文部科学省HPより

私も教員時代には、
地震や火災の避難訓練、
津波を想定した避難訓練、
竜巻時のシェルターづくりの訓練、
不審者侵入を想定した訓練を指導してきました。

そして、現在6歳と0歳を育てる母親となり、
改めて家庭における防災教育を考えてみました。

2.0歳児への防災教育

先日の飛行機事故でも、赤ちゃんを抱っこ紐で抱きながら
避難されているお母様の映像がニュースに流れてきました。

また2011年の東日本大震災で、
裸足のお母様が、着の身着のまま赤ちゃんを抱っこして、
くるぶしくらいまで水に浸るエリアで、
インタビューを受けていらっしゃる映像を思い出しました。

本当にお母様の心情を想像するに胸が痛くなり、
また守り切ったそのお力に勇気を頂きました。

0歳に対してできる防災教育ってなんだろう、
と考えると、
やはり絶対的安心感=基本的信頼感を
日頃から築いておくことな気がします。
歩けない、話せない…そんな赤ちゃんに対しては、
親が抱っこで一体となれること、
それに尽きるのかなと。

我が家でも今回の震災を機に、防災アイテムを見直しました。
これまで防災用にミルクしか用意していませんでしたが、
間もなく1歳ですから、月齢に合ったレトルト離乳食を買い足しました。

着の身着のまま逃げるしかできないときは、
用意した離乳食は、
がれきの下になるかもしれない、燃えてしまうかもしれない。
でも、用意しておくことで、心の安心につながりました。

3.6歳児への防災教育

ここが私にとっての課題です。
6歳の息子は、地震や飛行機の映像を見てとても怖がったし、
速報音にも敏感になりました。
地震が来ないか、しきりに心配しています。

半年ほど前に、
地震体験車で震度7を体験したことはありますが、
こんなに地震や津波に関心を持ったのも初めてなので、
これを機にとことん話しました。

私が伝えたことは、
①地震のメカニズム
②津波のメカニズム
③避難生活はどんなものか
④東日本大震災の時の様子

海や川から距離のある地域に住んでいるので
津波は心配ないのだけれど、
将来息子が旅行先などで海や川にいる時に被災した場合を想定して、
じっくり伝えました。
何度も何度も様々な質問をしてくれ、関心の高さが伝わってきました。

もしかしたら6歳にとってはショッキングで怖いという印象を
与えてしまったけれど、
正しく恐れて、慎重になってくれるならば、嬉しい。

4.心のケア

ニュース映像や私の話で、
6歳には怖く感じてしまったみたい。
「地震怖いよー」「津波来ない?」とよくつぶやくように。

そんなふうに息子が何かに不安になっているときは、
私は息子に最強のおまじないをかけています。
『君は最強のラッキーボーイだから、何があっても大丈夫だよ』と。

その根拠は、妊娠中期にリンゴ病になったけど、
息子は元気に誕生したエピソード。
(妊娠中にリンゴ病になると流産死産になりやすいそうで。
ほとんど自覚症状はなかったのですが、産後、胎盤寄付するために病理検査に出したら、リンゴ病の菌が残っていました。)

自分は「強い」「守られている」「生き残れる」
そう自分自身を信じることができるって、すごく強いと思うんです。
逆境にも負けないと思うんです。
だから私はいつもそうやって、息子におまじないのように願いをこめて、
『君なら絶対大丈夫』と伝えています。


それから、
「地震や津波を心配するよりも、
 飛び出して交通事故になるのを気をつけなさい」
と話しました。

最近ね、調子乗って住宅街でふざけてるんです。
危ないことばっかりやるんです。

小学生になって自分で登下校するのが、
とっても心配になるくらい。

大きな災害や事故を恐れるよりも、
まずは日常生活をきちんと安全に過ごすこと、
引き続きしつけを頑張らねば!と私も思っています。

防災教育、安全教育って
なにも大きな災害ばかりではないのでね。
息子に伝えたいことは
・口いっぱい詰め込んで食べるな
・飛び出すな
・スピード出すな
・トイレに一人で行くな
・高いところからジャンプするな
・長いもの振り回すな
  トホホ…と思うくらい伝えたいことはたくさんあります。

繰り返し繰り返し、教え見守りたいと思います。
やんちゃボーイで冷や冷やするけれど、
私自身も息子を守られた「ラッキーボーイ」と信じていきます。

さて2024年、
きっといろいろあるでしょう。
それでも、我が家も皆様も、無事に一年を過ごせますように!
心からお祈りしています。

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