恋愛は最強の無料コンテンツ  

大好きな作家、唯川恵さんの新書
【男と女】恋愛の落とし前

男は世間体をとり、女は自分をとる――。  
⁡大好きな作家、唯川恵さんによる12人の女性の
リアルな証言に基づく恋愛新書。
⁡⁡唯川さんは私の中で恋愛小説といえばこのお方。 
そんな唯川さんが
36歳から74歳までのあらゆる属性の女性にインタビュー。これが面白くないわけがない!!!⁡⁡⁡
・恋愛は成功と失敗があるのではない。
成功と教訓があるだけ 
・世の中にはあの人より幸せだと思うことでしか自分の人生を肯定できない人間もいるのである
・恋愛には無謀スレスレの才覚が必要
・女は、自分が女であることを自ら出すのではなく、相手によって引き出される。 だからもう男でない男に対して、大人の女は、 決して女を出さないのである。    生まれる名言の数々に思わず唸ってしまう。  

いやー、ほんと面白かった!!!
恋愛小説の名手がリアルな恋愛に切り込んでいく。男が語る恋愛は面白くない、
と著者は言うが、確かに男はこんなに
自らの恋愛を饒舌に語れないだろう。

中でも2章の他人の男を奪う女は
面白かった!!確かに近くにいたら迷惑極まりない女だけど私はなぜそんな才能があるのか知りたくてその女に近寄っていってしまうかもな。
さすがに自分の男を取られたら無理だけど笑

なぜ女は自らの恋愛を饒舌に語るのか、こういう本書きたい笑

恋愛小説もハマるけど
リアルな恋模様はどんな名作も敵わない。

恋愛は疲れるとか、もういいとか
よく聞く言葉だけど私は本当に分からなくて。

今私には好きな人がいるんだけど
ランチに同じものを食べたとか、
LINEに反応したとか、
何から何まで全てが楽しいし、
こんな些細なことでこれだけ幸せになるのだから
恋愛って最強の無料コンテンツだと思う。

なぜ苦しくなったり疲れたりするのか?
私も昔はそうだった。
私はこんなに好きなのに!!みたいな。 

それはやはり、恋愛ってゴールがあって
付き合わなきゃいけない、とか、
彼が私を好きにならなきゃいけない、
イベントにはデートして、連絡の頻度はこのくらいで、っていう自分の中での基準があって
それを満たしていないと納得しないというか、
恋愛をしている状態じゃないと思ってた。

だからその通りにならないとモヤモヤしたり
楽しくなくなったり、相手をコントロールしようとしたりして苦しくなる。
だから恋愛は疲れた、もういいとなるのだろう。

自分で自分の機嫌を取ることができると幸せになれるように、恋愛でも相手の動向に一喜一憂するのではなく、自分で楽しみを見つけられると
いくつになっても恋愛を楽しめるし
ずっと恋愛したいと思えるのだろう。

著書のなかでも、若い時より高齢者こそ恋愛を楽しめるのだという。高齢になったときこそ、
何も求めないでいられる。
結婚、出産、子育ても全て終わりまっさらな状態になってから初めて心のままに、本能に恋愛できるのだ。


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