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【Q&A】リソースが限られている場合、採用広報記事って何本書けばいいの?

企業の採用支援やオンボーディング(EX)支援を行なっているHeaRの大上です。「愛と青春」を日々謳っております。

採用担当者の方と採用広報について話していると、よく聞かれる質問をご紹介します。

Q. ◯◯社でひとり人事をしている△△です。採用広報記事をnoteやWantedlyに出していきたいのですが、リソースが全然足りず…。外注しようと思っているんですけど、そもそも採用広報記事って何本くらいあると良いんですかね?

僕はいつもこのように答えています。

A. 本数に正解はないですが、定期的に制作・発信すると良いと思います。(理由は後述)しかし、どうしてもリソース(ヒト・カネ)が限られている場合は、このマップをまずは埋めましょう。

インデックス型採用広報のススメ

インデックス型の採用広報とは何か?
BtoBマーケティング支援の才流社・栗原さんの記事が参考になります。

ユーザーが求めていて、閲覧するであろうコンテンツを洗い出し、必要な分だけを作成する。
※当該分野に関して、ユーザーが情報を探す時の手がかりとなるように、必要な情報を整理している点から「インデックス型コンテンツ」と名付けました。

リソースが限られていて定期的な更新が難しい場合は、
候補者が求めている必要最低限のコンテンツのみを作成しましょう。

そんな採用担当者の方に紹介しているコンテンツマップがこちらです。
「4P」×「3フェーズ」の12本前後のコンテンツを作っていきます。

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4P(横軸)の詳細
・Philosophy:ミッション、バリュー、創業秘話など
・People:人、文化、社風など
・Profession:事業内容、業務内容、競争優位性など
・Privilege:働き方、福利厚生、給与など

求職者の転職軸は様々です。
「マーケティング職で働きたい(Profession軸)」
「誰と働くのも大事だし、給与も現職より◯◯万円上げたい(People+Privilege軸)」

求職者の志向に合わせた情報を届けるためにも、4Pを網羅したコンテンツ作りが必要になります。

また、候補者のフェーズによって知りたい情報は異なります。
応募する前の候補者と最終選考前の候補者が持っている情報量は違いますよね。すると両者が欲する情報も違うはずです。

フェーズ別の情報ニーズ(一例)
・無関心(自社に興味がない):仕事や生活に役立つ情報
・認知・応募(応募するか迷っている):企業の魅力的な情報
・選考・内定(入社するか迷っている):企業の課題や入社後の情報

まとめると、採用広報に割けるリソースが限られている場合は、上記の「4P」×「3フェーズ」のコンテンツマップを網羅的に埋めることを優先的に取り組んでみてください。

それでも更新し続ける必要があるのは「フロー型の情報」だから

A. 本数に正解はないですが、定期的に制作・発信すると良いと思います。(理由は後述)

冒頭の回答理由を述べていきます。
結論からお伝えすると、採用にまつわる情報はフロー型のものが多く、定期的に更新しないと情報が古くなる。その結果、魅力の半減を招きます。

先ほどの栗原さんの記事から改めて抜粋します。

BtoBマーケティングの「リード獲得」の観点では、CVにつながるキーワードが無限にあるわけではないので、ほとんどのオウンドメディアで、記事の更新本数とCV数は以下のようなグラフを描くことになります。

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BtoBマーケティングの世界では、CVに繋がりやすいキーワードのコンテンツで上位表示が実現できれば、定期的なリライトは必要なものの、そのコンテンツは一定期間CVに貢献し続けることが可能です。
※Googleのアルゴリズム変更など難しいことは分かりませんm(._.)m

一度上位表示ができると一定期間CVに貢献できるのは、そのキーワードに紐づく情報が静的(ストック型)だからというのも一つの要因でしょう。

ストック型の情報とフロー型の情報の違いをお伝えすると、、、

ストック型とは、一度作ったコンテンツの需要が継続的に発生するタイプのコンテンツを言います。
例えば、常に検索されるボリュームがあり、ノウハウなどの情報が蓄積されているようなコンテンツで、代表的なのは、ウィキペディアのような辞書サイトが代表的なコンテンツです。

フロー型とは、瞬間的なネタをあつかったコンテンツで、ニュース速報のような短期間で継続的に必要となるコンテンツです。常に新しい情報を発信しておく事でファンが情報を取りにくる形でリピートしてくれる可能性が高いコンテンツです。                      ※参照記事

しかし採用にまつわる情報の多くは、ストック型ではなくフロー型の情報なのです。例えば、、、

・新しく入ったメンバー(People)
・最近根付いてきた文化(People)
・事業展開(Profession)
・業務内容のアップデート(Profession)
・新設された福利厚生(Privilege)

などなど、企業内の様々な情報は目まぐるしく変わっていきます。
定期的に新しい情報を発信しておく方が、候補者を惹きつけやすくなるというワケです。

リソースに余裕がある企業さんは、定期的に新規コンテンツを作成してみてはいかがでしょうか?最低でも週に1本ほど発信できると良いと思います。

HeaRでもコンテンツ制作代行を承っておりますので、リソースやノウハウが不足している方は是非ご連絡ください!(宣伝その1)

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