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フルマラソンの練習を始める為の練習

前回、書いたフルマラソンを走りきれる体力が出来ていない私がやる練習。
LSDよりゆるいトレーニング、【LSSD】(ロングスーパースローディスタンスと勝手に私が名付けた)
LSDとは持久力アップを目的とした普段のペースよりゆっくりと長い時間をかけて走る練習法で、フルマラソンを走るランナーにとっては比較的、メジャーな練習である。
夏のランニングをサボった私はLSDをする事もままならない身体になっているので、ただただ長く歩き続ける【LSSD】トレーニングやってみた。
51歳のおじさんの身体がどのようになったかを書いてみます。

長時間だが歩くだけの練習。暑さに身体を慣らす練習にもなる様に時間は
11時頃からスタート。
目標は
6時間止まず座らず、歩き続ける。
フルマラソンの大会の制限時間で一番多い6時間に設定した。

この時点ではこの目標がキツイのかユルイのか?
私は深く考えず、暑さ対策をして歩いて6時間。
とだけ考えていた。どうせやるなら
もう一つ、試みてみよう。と思い、普段ランニングでは使ってなかったアンダーアーマーのランニングシューズをはいて歩いてみる事にした。

随分、古いアンダーアーマーの4D-Foam、軽いがクッション性は低そう

11:04にスタート。
外に出てみるとなかなか気温が高く暑い。
走るにはきつそうだが歩いてなら耐えれるくらいだ。最高気温は31℃だったらしい。
初めの1キロは犬の散歩も兼ねて、歩くよりも遅いペース、1.2kmで犬を家に置き、改めて、スタート。

さあ、どこに行こう。

6時間、同じ所を歩き続けるのは退屈なので、都内ランニングで有名なコース皇居を目指す。

皇居一周5キロと分かりやすいし、沢山のランナーが頑張っている姿を見て、自分も頑張ろう!とモチベーションアップになる。

歩くペースは
2㎞11:06  ,3㎞11:14 
平均1km 11:10ペースなので、約時速5.3㎞
当たり前だが、まったく疲れない。
しかし気温はドンドン熱くなってくる。
暑さ対策で首には冷却タオル、帽子は歩くだけなのでランニングキャップではなく、より日差しを遮りやすいLOGOSのサンシェードが付いているハットを被っている。

ウォーキングなので今回は日よけ重視でLOGOSのハット、

暑いが、しっかりと対策をしているので、問題はない。
身体が外気に慣れて来たのか、ペースが上がっていく。
4㎞10:00 ,5㎞9:45 ,6㎞9:46 .7㎞10:08
六本木を抜けて皇居を目指している途中で、
少し前から気になっていた踵がすれて痛いので、立ち止まり確認する。
俺の靴紐の結び方、履き方が悪かったのか、そもそも俺の足に合っていないのか分からないが、靴擦れが出来かけている。
ドラックストアでキネシオテープを購入し踵に張り、靴の履き方も基本通りに履きなおし、再スタート。

キネシオテープの使い道は様々ですよね?
靴か?靴下か?走り方?靴擦れはテンションが下がるので、色々と対策を知りたい。


その後は踵が痛くなる事はなかった。
ドラックストア探し、靴擦れ対策により
8㎞13:44 ,9㎞14:07 
とペースはゆっくりとなったが、その後は
10㎞9:02 ,11㎞11:19
と概ね順調。
皇居に周りに入りランナーが増えてきて、暑い中、皆んなは走ってるが、自分はウォーキング。
少し走りたい気持ちになったが、
左足首が痛くなりつつあったのでジッと我慢。
ランナーを横目に無理せずウォーキングを継続。
左足の内側のくるぶしの下辺りが痛くなる事は今までも何度も経験している。
私の場合、この部分は走り込みが足らない時に痛くなる箇所で、筋肉か腱が張る様な痛み方である。
ランニング始めたばかりの頃、この痛みが気になりプロランニングコーチの金哲彦さんに相談したら、
「関節、筋の怪我の痛みと違い、筋肉痛に近い痛みだと思います。そのまま同じトレーニングをしても次は足首が強くなってるので痛みは出ないはずです」と言われ、恐る恐る同じトレーニングやってみたら、本当に痛みは出なくなった。
それかもら左足くるぶしの同じ個所の痛みは何度も経験している。
その痛みが出る時は大抵、練習不足の時に出ていた。
なので、左足首が痛くなって来ても、
焦らず立ち止まる事なく歩き続ける。

写真のアングルって難しいですね

12km 13:17 は自撮り写真撮影に手間取りペースダウンしたものの
13km 9:45 ,14km 9:55   ,15km 9:54  ,16km 9:53
と概ね順調に皇居周りの2周目に入った。
靴ズレはキネシオテープで対応した後、痛みは出る事なく問題なし、左足首の痛みは痛みが大きくなる事もなく、慣れて来て気にもならなくなっていた。
この時点でスタートしてから3時間経過している。
正直、6時間歩くだけなので「いけるでしょ」とたかを括っていた私に焦りが出だしていた。
17km 10:32    ,18km10:06
17、18kmの間に
左太ももの後の張りが出る→右太ももの後の張り→
右太ももの前の張りと次から次へと痛みが出てきた。
長時間、長距離走ったりしているとやってくるヤツだ。
関節などではなく、ただただ筋肉が張って痛くなるヤツだ。
この様な痛みや張りは今回のトレーニングは走らないので、出ないと私は考えていた。
筋肉がただ痛いコイツは
この後、どんどん痛みが増してくる事を私は知っている。
皇居から歩いて家に帰るのに今よりペースダウンしても2時間ほど掛かる。
予定の6時間歩きより短い時間になるが、
この後、ドンドン痛くなり歩くのも苦痛になるはずなので、帰宅する事にした。
19km10:21   ,20km10:10   ,21km10:20
ようやく皇居周りから外れられる頃には
左右太ももの前後、左右のお尻の筋肉まで痛くなっていた。
ウォーキングのせいなのかは分からないが、不思議な事にふくらはぎの張りは左右共に出なかった。

オフィス街を抜けて、家に向かって歩くも痛くて仕方ない。
良く履いているクッション性の高いシューズなら、
この症状は出てたのか?
初めてのトレーニングは良く履き慣れているシューズでやらないと違いに気づき難いと、シューズ選びを後悔していた。

熱中症、脱水症対策で食べていた塩飴がなくなり、
コンビニにより、塩飴とおにぎり、水を購入。
足は痛いが今回決めたトレーニングは歩き続けるなので、歩きながら、おにぎりを食べる。
この様な痛みが出た場合、一度、お尻をつけてしまうと次に立ち上がるのが大変な事も知っている。
歩いていても、座っていても、足は痛いままなので、少しでも早く家に帰ろうと歩き続ける。
22km 11:59    ,23km11::54   ,24km 6:17 ,   
25km 11:08   ,26km 12:09
恐らく、24kmの6分台は虎ノ門の高層ビル辺りなので、GPSの調子が悪かったのだろう。
おにぎりを食べても足の痛みは引く事はなく、痛みは増して行く。
しかし、お腹に物が入って気が紛れたのか、痛みで折れかかっていた心が少し復活した。
27km 10:46  ,28km 11:54   ,29km 11:25 
家に近づくと終わりが想像しやすく、心が軽くなる。
心が軽くなると痛みはなくならないが、少し紛れる感覚になる。
スタートして、5時間以上歩き続けている。
30km 10:37   ,31km 10:59  
ようやく、家に到着。
総距離 31.35km 5時間43分15秒


家に帰り、痛みだらけの下半身を中心に冷たい水でシャワーで長目にアイシング。
正直、こんなに満身創痍のウォーキングになると思っていなかった。
しかし、明日になれば、5時間半動き続けるトレーニングに耐えた身体を手に入れた事になる。
それがどんな身体なのかわからないが、、
そんな事をソファーで横たわりながら考えていたら、6時間前の散歩を忘れた犬達は散歩に連れて行け!とシッポを振っている。
飼い主が疲れ果ているのに、、
我が家の犬達に少し腹が立った。

LSSDトレーニングをやった後、2日間は全身筋肉痛で動けなかった。
初めてフルマラソンを走った後より、筋肉痛が続いた。
50代になったので、回復が遅くなったせいなのか?
長距離のトレーニングをしてなかったせいなのか?
何故だか分からないが、次のトレーニングの時の自分の身体の変化が楽しみだ。

おまけ
今回のトレーニングで20km以降痛みで、途中何度もバスや電車に乗ろうとも思ったが、このトレーニングをnoteに書く事を考えると乗る事が出来なかった。
noteでフルマラソン宣言をした事で、トレーニングをやり切る活力になっている。
noteをやって良かった。

50代市民ランナーの私の体験記事が何かしらの参考に、誰かしらの活力になっていたら、幸いです。
皆さんの気に入ってるランニングトレーニング方、グッズ、アイテムがあれば教えて下さい!

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