水内 良

2023- 早稲田大学 専任講師 / b.1990 / 東京大学 / ポートランド州立…

水内 良

2023- 早稲田大学 専任講師 / b.1990 / 東京大学 / ポートランド州立大学 / NASA / 大阪大学 // 生命の起源 / 進化 / 人工細胞 / RNA

最近の記事

NASAに行って今に至るまで【後編:NASAから帰って今まで】

NASA Ames研究所から帰ってきた。博士後期課程1年の終わりだ。ボスにも恵まれ、とても充実した楽しい研究生活を送ることができた。コネクションもたくさん増え、自分の人生に活きている。NASAという皆が憧れる場所で研究できたことは誇りに思うし、やっぱりその響きにとてもテンションは上がった。 皆、NASAはどれほどすごい場所だったのかと思うだろう。世界有数の最先端の機械が結集し、またトップシークレットの研究、例えば地球外生命体っぽいものを実はもう見つけていて今は検証段階で、、

    • NASAに行って今に至るまで【番外編:英語について】

      NASAに行ったということは、NASAで普通に通じる英語力があったということである。今回はこの話をしようと思う。 英語が本当にできなかったまず、僕は元々英語が全くダメだった。今この記事を読んでくれているあなたは嘘だと主張するかもしれないけれど、例えばセンター試験。英語以外は8~9割以上取れたと記憶しているが、英語は6割だった。リスニングに至っては4割である。別に英語を勉強していなかったわけではないし、むしろ苦手意識をもって勉強していたはずなのだが、どうもセンスがなかったのだ

      • NASAに行って今に至るまで【中編:NASAに行った】

        学部2~3年:生命の起源=究極の謎に挑みたい覚悟を決めた人は強い(前編参照)。未知の学問、生物学の道を選んだ。後戻りはできない。ほぼゼロからのスタートなので、とにかく勉強するしかない。ここでやらなければ、この道を選んだ自分への面子が立たない。徹夜で勉強する日々が続く。部活後も必ず閉館まで図書館にこもる。おかげで生物学について大まかな理解ができた(と思う)。その頃、将来何をやるかを真剣に考え始めていた。最初は企業への就職の線もあったが、自分で人生を切り開く、やりたいことに忠実に

        • NASAに行って今に至るまで【前編:(前書きと)生物学との出会い】

          しばらく前、アメリカのNASA JPL(ジェット推進研究所)に務める大丸拓郎さんが、彼がNASAで就職するに至った経緯をとても熱い文章にまとめられた。 この記事に反応したところ、大丸さんから直接、自分がNASAへ研究のインターンへ行った軌跡も記事にしてほしいというご要望をいただいたので、僕も書いてみました(投稿が遅れてしまい申し訳ありません)。ブログのようなものを書くのは高校生くらいの時にやっていたmixi以来で、上手く書けたのかはわかりませんが、夢を持つ、また人生に迷う高

        NASAに行って今に至るまで【後編:NASAから帰って今まで】