いつ、どのタイミングで交渉が成立し、MLB開幕が発表されるのか。これはファンだけでなく、各球団のSNS担当者も同じ思いだったはずです。でもそのいつかに向けて準備をしておくのがSNS担当の仕事であり、それを各球団がどう準備していたのか、していなかったのかを見るのも楽しみ方の1つです。

まずはMLB公式からはプレスリリースと共に、シンプルにMLBと選手会が合意に達したという文字だけでの投稿。これはリーグとしてはシンプルで一番分かりやすい。

そして各球団公式に目を向けて見ると、おそらく詳細はまだ入っていないためすぐさま内容の濃いものが出せない状態。けれどもこの瞬間を静かに過ごすのももったいない。準備力だけではなく、”瞬発力”も求められます。実にMLB 30球団中半分以上の16球団が速報から1時間以内に反応していました。それ以外でもMLB公式をリツイートだけした球団もいくつかありました。

その中でタンパベイ・レイズはユーモア溢れる投稿を準備していたのか、チーム名にも含まれているSTINGRAY(エイ）が最高の気分というのを速報風に投稿。全てを見渡した中でレイズが一番の投稿だったかなと思います。

まだ手元に詳細がない分、細かく何かを伝えることが出来ない。そのためアニメキャラクターやGIFで喜びを表現するものが多かったです。そしてファンを再び迎え入れることが出来る意味合いも込めてかシンプルに球場の写真を投稿するケースも。これらの投稿を見るだけでもそれぞれの球団のカラーが見えてきます。そして気になった方もいるかもしれませんが、伝統的な球団の多くが慎重であり、投稿を控えているということ。ヤンキースやレッドソックス、ドジャースという球団はまだこの時点では反応していませんでした。

こういう瞬間を各球団がどうSNS公式で反応するのか。これを見るだけでも色んな学びがあり、特徴を捉えることが出来ますので今後もそんな瞬間の楽しみ方の1つとしてどうぞ。