お目当てのない本探しが好き
昨日、久しぶりに本屋さんに行った。
最近はもっぱら電子書籍が増えた。
やっぱり紙はかさばるし、場所をとるし、かといって一度買ったものを捨てるのはもったいなく感じる。その分、電子書籍は1つにたくさんの本が詰め込まれているからいい。
とは言いつつも、紙の書籍も好きだ。
ページをめくっている感じがまずいい。
読み返すこともできる。
本からの匂いもいい(変態)。
電子書籍で本を買う時ってたいてい「目星」をつけている。
本屋に行くときも、大抵は目星をつけて、
「この本どこにあるかなー?」
で探している。
だけどたまにお目当ての本がなくてもフラーっと立ち寄ることがある。そして私は結構その時間が好きだ。
自分の直感に従う感じがいい。
一目惚れに出会えるんじゃないかとワクワクする。
昨日もお目当てなく立ち寄った。
お目当てがない時って、私の場合は本のタイトルと表紙、帯を見て、自分の直感がどう感じるかに耳を傾けている。
こういうときって無駄な先入観がないから、書かれている言葉や絵の描写がスーッと入ってくる感覚がする。それを実際、自分の表現の参考にしたりもしている。普段自分はしないような表現、使わないような言葉選びにも触れることができる。
だから「偶然」って大好きだ。
昨日は1冊の本に一目惚れをした。
それが下の本。
『電車のなかで本を読む』
初めて聞いた本のタイトルだった。
パッと見、一般的なタイトルにも見えるが、このタイトルを見ただけで自分の中で映像が浮かんだ。
今の時代、電車の中で多くの人はスマホとにらめっこしている。その中であえて本を読むという姿。なんかいい。
加えて、帯にもひかれた。
本といえば、書かれているように「楽しむ」「学ぶ」「成長につながる」的な要素が大きいと思っていて。それを理解したうえで、
「それだけじゃないんだよなぁ」
という表記をしているこの感じ。読む人にだけは理解できるという秘密の共有感。実に興味深い。
というわけで一目惚れをし、本を買った。
お目当てがない中で本屋さんに行っても、ついつい毎回何か1冊は買っちゃうから困っちゃう(笑)
でも、自分1人じゃ体験できなかった世界や想像できなかった考え方などに出会えると思うと、安い投資なのかもしれないなぁと感じる今日この頃。
今後の記事の質向上のための資金として使わせていただきます!