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住民税決定通知書とは〜ふるさと納税できているか不安な方必見〜

過去記事でふるさと納税について記載しました。

新しい年となり、今年のふるさと納税を始めた
という方も多いのではないでしょうか。

しかし、このふるさと納税。

お得と聞いてやってみたけど、税金が本当に
安くなったのかわからないし、実感がない
という声も耳にします。

たしかに、私自身も毎年ふるさと納税を義務感
のようにしてますが、あまり実感がないのが
本音です。笑

そこで、昨年行ったふるさと納税が本当に
税金を安くできているのか心配だ!という
方に確認方法をお伝えしたいと思います。


なぜ今このふるさと納税の確認方法について
お伝えするかというと、

確認するための通知書が、この5月中旬頃から
順次勤務先へ送られているからです。

会社員の方はそろそろもしくは既にお手元に
届いている方も多いのではないかと思います。


『住民税決定通知書』


このように書かれた通知書がお手元に届いて
いませんか?


この紙がふるさと納税をちゃんとできているか
どうか確認できるものです。


住民税決定通知書とは、居住地自治体が前年の
所得から算出して、決定した住民税の税額を
納税者へ通知する書類です。

会社員の方であれば給料明細を確認いただくと、
所得税および住民税が毎月引かれていますよね。

これは会社が税金の納付を代行してくれている
ため、引き去りをされています。

そもそも所得税と住民税は、個人の1年間の
総所得に対してかかる税金です。

所得の金額によって税金の額は変わります。

そして、所得税は「国税」であるため、納付先は
国です。

しかし、住民税は「地方税」ですので、納付先は
地方自治体です。

また、この2つの大きな違いは、

所得税は「その年」の所得に基づいて計算され、
住民税は「前年」の所得に基づいて計算されます。

その前年の所得に基づいて、今年あなたに請求
する住民税はいくらになりましたというものが
住民税決定通知書なのです。


では、どのような通知書が送られてくるのか
見てみましょう。

形式としてはこのような小さな紙で裏表に
小さく金額がそれぞれ印字されています。

出典:個人住民税の特別徴収税額決定通知書(納税義務者用)の記載内容に係る秘匿措置の促進(概要)-行政苦情救済推進会議の意見を踏まえたあっせん-|総務省


では、ふるさと納税がちゃんとできているか
どうかについてはどこを見れば良いのでしょう。

それは、上段下部の「摘要」という部分を確認
してください。

こちらに、「寄附金税額控除額」として金額が
記載されていたらふるさと納税ができている
証拠です。

また、下段を確認すると、税額控除額として
控除される金額も記載されているはずです。


ふるさと納税は「寄附金控除」という所得控除
をするものです。

総所得が大きければ大きいほど、税金は高く
なりますので、控除を使って少しでも総所得を
下げた金額に税率をかけて、税金を減らすという
ことがふるさと納税による節税です。

よって、いくら控除された結果、控除後の所得
はいくらで、そのため税金はいくらですという
情報がこの通知書から確認できるようになって
います。


いかがでしたでしょうか。
ふるさと納税をされている方は、所得控除が
されていることを実感するために、ぜひ一度
住民税決定通知書をよく確認してみてください。

それでは。

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