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予期せぬ作用がモチベーション

はいどうも!

『やわらかな日本酒リテラシーを求めて…』通称酒ラテのお時間です(๑•̀ㅂ•́)و✧フゥー‼

なんか日本酒だけに限らない酒の話題になってきてますが(笑)

そのうち日本酒に限ったお話もしますよ。ええしますとも。

さて、前回までは店員の立場やお客さんの立場から飲食店(特に居酒屋)というものを眺めてきたのでした。

要約すれば、「あー、互いに互いをよく見て行動して、結果的にその店の雰囲気というものができてゆくのだなあ」という感じになりますかね。はい。

その見ることが時として緊張を生むことがあるとは思うのですが、しかし弛緩しすぎた所には素晴らしいものもまた生まれにくい。

そんなふうにも思います…。

で。

そんなことを念頭に置きながらなのですが。

「お酒をつくってる人たちのモチベーションが飲食店、お客さんが楽しい時を過ごせるように〜というところにあったら素敵だな」という話です。今回は。

居酒屋に酒がなくっちゃ話にならない。

店もお客さんも求めてる酒の種類は違うかもしれませんが、とにかく酒を求めているわけです。

そこらへんは種々の酒造に勤める彼ら彼女らの日々の頑張りにかかってる訳ですが。はい。

酒造ってる人たちって何をモチベーションに頑張ってんのかな。

R20ですけど一応食品ですからね。
誰か(飲食店の人とか、一般市民とかね)の口に入ることを想定してると考えておかしいことはないでしょう。

で、その誰かは飲むならできるだけ美味しいものを飲みたいと思ってる訳です。まずい酒飲みたい人はいないよね。多分。

個人的にまずい嗜好品口にするほど阿呆なことはないと思ってます。はい無駄話。

話を戻しまして。

造ってる方々は、みんなが笑顔で「これうめぇなー」と言ってワイワイ飲んでる姿を想像するだろうか。

いや、するでしょ。
私ならします(断言)。

自分たちの酒が飲食店中での人々の相互作用の渦の中で振る舞われ、渦を大きくさせたり小さくさせたり渦を増やしたり減らしたり…。

酒は菌が我々にもたらす新しい命の水であるわけですが、日々の菌との格闘は大変です。
何しろ、彼らは基本痕跡でしか見えませんから。
見えないけど、例えば掃除をサボれば大事な菌がご機嫌斜めになったりする訳です。

まーそして酒造りに関わる機器はでかいし、よく壊れるし、器具や材料も重い。作業場は…日本酒の場合だとめっちゃ暑いところと寒いところで極端です。
真冬なら暑いとこで40℃、寒いとこで−5℃とか?
ほんっっっと。大変です。

(ごめんなさい「お前どの立場で言ってんだ」感すごいですよね。
実は大きな声で言えませんが酒造りに携わっていたことがあるのです。

上記の想像として書いていた部分は想像ではなくて、僕の実感なのでした笑)

そういう辛いきっつい時に「この酒が起点になって色んな所で笑顔やドラマが生まれていくのかなあ…」と、思うともうひと踏ん張りできたりこっちも笑顔になれたりするわけです。

酒販店と飲食店とお客さんたちのオーケストラがどっかで今日も響き渡る、と。

そういうところはねえ、もう通常の菌の発酵プロセスを見守る楽しみをこえてなんというか瓶の外の発酵というかね…。

瓶外二次発酵とでも言いたい!!
声を大にして言いたい!

発酵タンク内や瓶の中で繰り広げられるのは菌たちのハーモニー。
封が切られ器に注がれ、その後は人々の歓声が響き渡るコーラス。

そういうね、壮大な、ファンタスティックなものの一端を担えるというのはきっと醸し人達にとってこれ以上ない楽しみだと思うんです。

そういう所に、いや、そういうところだけじゃなく前回前々回述べた飲食店の方々やお客さんたちの心情にも思いを馳せてね。

そういう前提で、今日も酒を楽しみたい。

知れば知るほど、思えば思うほどに気持ちよく酔える。

ときに困難もあるだろうけども。

私は今日もその渦の中にいたい。明日も、明後日も来年もその先も。

そんなふうに思って今日も、四合瓶の口を切ります。

ひとまずこの一連の流れはオシマイ。

明日はまた違う話をしましょう。

乾杯。

酒と2人のこども達に関心があります。酒文化に貢献するため、もしくはよりよい子育てのために使わせて頂きます。