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3/11〜15の日記

3/11
今年もこの日がやってきた。毎年恒例のYahoo検索をして黙祷をした。13年前にテレビで流れていたのはあまりにもショッキングな映像だった。自分じゃなくて良かったと思ってしまった自分を情けなく思ったし、あまりにも無力な自分に嫌気が差したのを今でも覚えている。社会人になってから一度だけ被災地を訪れた。とはいえ、足を運んだ地域は被害がそれほどなかったようで、すでに生活が流れていた。石川で起きた震災を見て、また自分じゃなくて良かったと浅ましい自分が顔を出した。命が惜しい。まだまだやりたいことがたくさんある。これは難病になってからより一層強くなった思いだ。命に感謝をしながら毎日を生きようと思った。

3/12
所属している会社で記事の編集方針のすり合わせMTGを実施した。これまでずっと独学でやってきたため、他の人の知見をもらえるのは本当にありがたい。文法の間違いなど基本的な部分は変わらないけれど、編集の仕方は人によって異なる。自身ができていることはほんの少しで、まだ伸び代があると感じた時間だった。たくさんの人の編集を見て、いい部分を取り入れる。自分に合わないと思った部分は反面教師にする。近道はない。生きていく限りはずっと勉強だ。知らないものを知るのは楽しい。そう思えたのはきっと教育学部で学んだ恩恵でもあるのだろう。


3/13
月に一度の通院だった。容体が安定しているとのことで安心した。久しぶりに採血を受けた。看護師さんが「たくさん血を摂るこぇふらふらしちゃうかもですが、若いから大丈夫ですよね」と言っているのを見て思わず笑ってしまった。献血は最大400mlの血が抜き取られるが、採血はわずか36mlらしい。それでもあったものがなくなるのはきつい。体が気怠い。もう若くないのかもしれない。ふらふらになった体を懸命に支えながら帰路に着く。家に帰って赤から鍋を食べた。大人になってから満腹になった記憶がほとんどないのだが、もう食べれないとなるまで食べた。というか残した。全部食べれなかった。昔なら余裕で食べれていたのに、もう若くないのかもしれないと思った。

3/14
『コール・ジェーン』という映画の試写会だった。中絶が禁止されていた1960年代のアメリカでバレないように女性たちに闇中絶を実施する地下組織「ジェーン」が中絶をする権利を勝ち取る実話に基づく話だ。女性たちが自分たちの権利を勝ち取るために奮闘する姿に心動かされている自分がいた。そして、まだまだ問題が山積みの社会に嫌気が差した。試写会の後に現在のアメリカは中絶を禁止している州が増えていると聞いた。ジェーンが勝ち得た権利をまたしても奪う行為に絶望した。この世界はクソなのかもしれない。誰もが自分の体のことを自分で決められるようにやってほしい。いつかそんな日が来るのだろうか。いや、弱きになるな。いつかそんな日がやって来る。やって来るに決まっているだろう。

3/15
確定申告追われていた。途中で2回打ち合わせがあったがそれが以外は朝から晩までずっと確定申告の準備をしていた。毎年やっているはずなのに、全然早くならない。ほとんど忘れてしまっている。だが、会計ソフトのおかげでなんとか終えることができた。そして、中華屋さんでレモンサワー片手にパートナーとお疲れ会を開催した。去年は帳簿作成をサボってしまったので、今年はしっかりつけておきたい。

3月も折り返し地点でようやく確定申告が終わった。まだやることは山積みだけれど、とりあえず一安心だ。後少しで4月がやって来る。新しいことも始まるし、新年度をワクワクしながら迎えたいので、気を引き締めて3月を駆け抜けたい。

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