• #バルネ・ウィラン はアルトサックスで参加

• さらに #バド・パウエル も参加で、絶好調！

• いい意味で粗削りで #ジャズ・メッセンジャー らしくない

#アート・ブレイキー とジャズメッセンジャーズに、バルネ・ウィランとバド・パウエルが参加している形になっている。ちなみに、レコードの半分、A面に当たる「異教徒の踊り」「バウンシング・ウィズ・バド」のみである。他にフロントは、 #リー・モーガン と #ウェイン・ショーター 。

バルネはというと、アルトを吹いているせいか、ちょっと上ずっている。緊張しているように聞こえ、特筆するソロではないと思う。それは、リー・モーガンにも、ウェイン・ショーターにも言える。

ここでの華は、もう何と言っても #バド・パウエル 。もう至極のソロを繰り広げる。若いころの超絶的なテクニックはないけれど、滾々と湧き出る泉のようなアドリブで（しかもかなり多くのコーラスを任されている、もしかしたら、好きなだけ取っていいということになってたのかも）、聞いていてそのアドリブにうっとりしてしまう。

というか、僕は、バドの作った曲が大好きなのだ。それをバドが再録音してくれているだけで、本当に幸せである。

この好不調の激しいピアニストが絶好調だったゆえの、フロント陣の気持ちの盛り上がりが、演奏に影響したと考えると、なんだかワクワクしちゃうではないか。ソニー・ロリンズやファッツ・ナヴァロでも、同じような現象が起こったし、私は、ぜったいにそうだと確信している。異論は認めない。

こういったテンションであれば、ドカスカうるさいアート・ブレイキーのドラムも、まぁいいかと思わせる。

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