神秘さ無い、日常という奇異。

 美しい景色を見てそれを写真に残し、後になって見返した時、ううんやっぱり実際の景色の方がすごかったなあと思うことはある。
 ならば逆もあるのではないかと私は思う。実際の景色としてはまるで日常の様な風景であるはずなのに、写真として後で見返してみた時、驚く様なことが。そんなことを思いながら、最近は何となしにスマホで写真を撮っている。

 神秘的さは要らないのだ。多分、駅のホームで電車を待つ風景にだって私達が驚くような風景が潜んでる。でも日常だからこそ、見つけようとしないと見つからない。それを見つけることは、新しい世界を見つけることと同じ。一度見つけてしまえば、風景は何一つ変わらないのに、多分何か違う。

活動の源になります……