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正義について考える

争いごとは正義と正義の衝突によって起こります。

お互いが自分の思想や行動が「正しい」と信じ込んでいるから譲ることができません。自分の主張ばかりが前のめりとなり、聴く耳を持たなくなる。争いは、対話の放棄によって起こります。

負い目を感じているなら、どこかで妥協できるかもしれません。ただ、「正しい」と盲信すると、どこまでもエスカレートしていきます。

「わかり合える」という幻想は、少なくとも「違いを共有し合える」という土台の上にしか成立しません。一方の正義でねじ伏せようとした瞬間、それははかなくも崩れます。

ある正義が、別のある正義を暴力によって制圧する光景はもの悲しいものです。お互いが相手を支配することばかりに懸命で。そこに対話は不在です。分かり合えないかもしれない。ただ、相手の話を聴くところからはじまれば、といつも思います。

では、正義とは何なのでしょうか?

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