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スポーツ選手と考えた「人と比べる自信」の難しさ

あなたと話すとつい、本音が出ちゃうのはなんでだろう。
ただ、何気ない雑談をしてただけなのに。

こんにちは。ばりゅーです。
ここ最近、北海道に帰ってきてから考える時間が増えました。大体は何気ないことばかりだけど、じっくり考え込む日もあります。人と話すと悩みや考え事がリセットされる時があるけど、今日もそんな場面に出会いました。

みんなの期待を背負って努力したスポーツ選手

仕事先である一人の女性と話をしました。その人は過去に日本代表として活躍したスポーツ選手。僕が進んできた道とはあまりにもかけ離れた存在の人でした。これまでの選手人生の話を聞く流れで、僕はあることを聞いてみました。

スポーツ選手として活躍した期間のモチベーションはなんですか?

彼女はきっぱりと「“結果”を通じてスポンサーや周りの人たちを支える」と答えました。高校卒業と同時にプロの道を歩み出した彼女は年間成績に縛られて苦しむ日々が続きます。プロはライバルも多く、年間を通して成績を維持するのは大変なことです。その中でも練習をこなし、自分が成績を出して会社に貢献したい気持ちは変わりませんでした。しかし、オリンピックに出場して入賞を逃したときは「自分は成績も取れないダメな人だ。」と己を責める日々が続いたそうです。

数年におよぶ休養期間を経て気持ちに変化がありました。それは周りの人が頑張る姿に勇気と感動をもらっていたこと。一時は成績を残せない自分を責めましたが、がむしゃらに努力を続ける姿を見せることが大切だと気づくようになりました。それからは抱えていた不安も軽くなり、競技人生を全うして終われたそうです。

人と比べる幸せ?本当の幸せ?

最後に、僕が気になってたことを聞きました。

今の子どもたちは成績や順位など、人と比べられる機会が多い。
これまで成績で比べられる厳しい世界にいたあなたにとって、人と比べることは大事だと思いますか?

彼女は少し悩みながらも経験を元に話してくれました。
「正直、AさんとBさんがいて大会成績を比べても体格の違いや練習量、これまで過ごした日々を考えても意味がない。AさんがBさんよりタイムが良くても良いか悪いかは決められない。それは、過ごした日々が同じじゃないから。
でも、成績にしても『過去の自分』だけは比較できる。半年前と比べてどう変わったのか。結果にどんな影響があるのか。周りの目を気にするのではなく、自分視点でベクトルを自分に向けると考え方も変わる。」

周りの目より、自分の気持ち
きっと、僕らはいつでも「自分」を考え続けるしかない。

過去の自分、いまの自分、未来の自分

昨日の自分よりも一歩進めるように、今日も成長していきましょう。

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