〈薬に頼らない〉頭痛の治し方

人口が1億2000万人の日本で頭痛に悩まされてる人は4000万人

3人に1人は当てはまる身近な症状なのに、「頭痛」というものをきちんと分かっていない人が凄く多い。

頭が痛い→頭痛だ→薬を飲もう
こんな安易な考えしていませんか?

この記事を読むことで、
頭痛は何故起こるのか?
頭痛の原因を取り除くにはどうしたら良いか?
そして本当に薬を飲むべきなのか?

といった質問に正しく答えられるようになって、頭痛と無縁の生活を手に入れて欲しい。


頭痛には種類がある!

腰痛に捻挫、ヘルニア、狭窄症など色々な種類が有るように、頭痛にもいくつか種類がある。大まかに分けると「3+α」の分け方が出来るのですが、長年頭痛に悩まされている人でも自分がどの種類の頭痛なのか分かっていない場合がほとんど。

冒頭にも書きましたが、
頭が痛い→頭痛だ→薬を飲む
こんな安易な考えで良いのでしょうか?

そもそも薬は頭痛を治すものではないという真実をお伝えしたうえで、それぞれの頭痛の症状と原因、改善の方法を紹介したいと思います。

あなたの頭痛は○○頭痛?


薬で治すは大きな間違い

頭痛が出たら薬、と単純な考えをしている人に真剣に頭痛と向き合って貰えるよう、まずは頭痛薬について書いていきます。

まずは何故薬を飲むと痛みが柔らぐか。

痛みや炎症のもととなる物質に「プロスタグランジン」というものがあります。ロキソニンをはじめとした薬はこのプロスタグランジンが体内で沢山作られないようにする事で、結果的に痛みを感じさせないようにしているのです。

しかし、ここで1つ問題が。

プロスタグランジンは痛みを感じる物質であると同時に、胃の粘膜を保護する物質でもあるので、ロキソニンを飲み続ける事で痛みは柔らぐかもしれませんが、代わりに胃の中をボロボロにしてしまうのです。

胃を壊したとしても、頭痛が治るなら、と思う方もいるかもしれませんが、頭痛薬はあくまで「緩和」の為の薬だという事を忘れてはいけません。

痛みの緩和はするが、痛みの原因、プロスタグランジンが沢山作られる原因を取り除いていない為、効き目が切れるとまた痛くなる。

そして服用、これを数年続けるうちに薬害によって胃を壊すハメになるのです。


痛み物質の抑制以外には、血管の収縮作用というものがあります。

血管を縮める事で痛みを感じる神経の働きを鈍らせ、痛みを感じにくくしているのですが、これにも問題が。

痛みの原因を取り除く事なく、痛みだけを感じにくくしてしまっているのがいけない。
分かりやすくすると、骨折をしているのに痛みを感じてない、そんな異常な状態を作っているのです。

頭痛という炎症は起きているのに、痛みを感じないから無理が出来てしまう。結果的により酷い頭痛となって襲ってくるようになります。

こうなると頭痛と薬のイタチごっこ。
服用が慢性化すると副作用のリスクが高まり、胃を壊したり以下のような症状が出る。


関連記事。湿布でも起こる血管収縮とは?【湿布を貼る程治らない〜9割の人が知らない正しい貼り方と副作用〜】


クスリはリスク 〜手軽に飲める頭痛薬に潜む意外と怖い副作用〜

病院で貰った薬や市販薬についている薬の説明書、ちゃんと読んでいますか?

手軽に手に入る薬ですが、ヤクブツである事を再認識すべきです。
今回は頭痛薬代表としてロキソニンの副作用を紹介します。


過度の体温低下、虚脱(力が出ない)、四肢冷却(手足が冷たい)、消化性潰瘍、むくみ、消化管出血、消化管穿孔(消化管に穴があくこと)、小腸・大腸の狭窄・閉塞、皮膚の発疹・発赤、かゆみ、腹痛、胃部不快感、食欲不振、吐き気・嘔吐、腹部膨満、胸やけ、口内炎、消化不良、血圧上昇、動悸、眠気、しびれ、めまい、頭痛、胸痛、倦怠感、顔面のほてり、発熱、貧血、血尿、ショック(アナフィラキシー)、血液障害、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死融解症、腎障害、うっ血性心不全、間質性肺炎、肝機能障害、横紋筋融解症、無菌性髄膜炎、ぜんそく、口のかわき、便秘、下痢


以上の副作用が出る事がある、としっかり書いてあり、これらの副作用から死亡例も出ています。

そしてこれらの副作用が出る確率は3%
4000万人のうちの3%という事は120万人もの人がハズレくじを引く事になるのです。

私には出ないと他人事にするには怖すぎる数字と副作用では無いでしょうか。


副作用で挙げたものは全てロキソニンsホームページからの引用です。


ここまで読んで安易に薬を飲む事を控えよう、と思って頂けたら嬉しいです。
次は薬に頼らず頭痛を解消する為に、3(+α)に分けて頭痛が起きる原因を紹介していきます。



その痛み、本当に片頭痛?

頭痛の種類、と言った時にまず挙がるのが片頭痛ではないでしょうか?

頭痛持ちだ、と自覚している人に多いのですが、片頭痛ではないのに片頭痛だ、と自分で判断している人が結構多い。
自分の痛みが片頭痛によるものなのか、確認してみてください。

片頭痛の痛みの特徴は脈打つように痛み、吐き気を伴うこと。そして名前になっている通り左右片側だけに痛みが出る事がほとんど。

その他に光や音に敏感になり体を動かすこと(日常動作)で痛みが強くなる

これらの発作が4時間〜72時間続き、男性に比べて4倍ほど女性に起きやすい

片頭痛は頭の血管が急激に拡がる事で起こります。何故拡がるのか、というところはまだ解明されていませんが、「筋肉の緊張で血流が悪くなるから」、「ストレスによって」、という説が出ています。

では片頭痛が出たらどのように対処したら良いのか。

血管を縮めるようにしたらいい、つまりは冷やす事。痛みが出ている側の頭を氷などで冷やしてみましよう。薬を使わずに痛みを和らげる事が出来ます。

次に片頭痛が出ないようにするにはどうしたら良いか。

筋肉の緊張をほぐしてあげる、ストレスを溜め込まないようにしてあげる事が大切。

痛みが出るというのは体がSOSを出しているサイン。体も心も労わりゆっくり休みを取るようにしてあげてください。


温泉で心身のリラックスをはかり、マッサージを受けて緊張をほぐす、というのもおススメ。

天然温泉付きマッサージは《ゆる湯る》

※頭痛が出ている時に入浴すると余計に血管を拡げ痛みが酷くなります。症状の出ていない時こそゆっくり入浴、体と心を癒す事を心がけて片頭痛が出ない環境を作るようにしてあげて下さいね。



肩コリ首コリからくる頭痛

頭痛と切っても切り離せないのが首と肩のコリですよね。コリが原因となる頭痛の事を緊張型頭痛といい、4000万人の頭痛持ち内7割がこの緊張型に分類されます。

何故コリが頭痛に繋がるのか、どう対処したら楽になるのか、を是非知って欲しい。

まずは緊張型頭痛の特徴として輪のような物で頭を強く締め付けられたような痛みが出ます。
片頭痛のような激しい痛みだけでは無く、何となく頭が痛いといった具合の程度の低い物もあり、痛みを感じながらも日常生活は送れる。

厄介なのは慢性化し、毎日のように痛みを感じるようになってしまう事。


次に何故コリが頭痛になるのか。当たり前ですが頭に流れる血流は首を通ります。首の筋肉がコリ固まる事で頭への血流が悪くなるので痛みが出る。シンプルにこれだけ。

肩コリは?と思われる方がいるかもしれませんが、首と肩は同じ筋肉だったりします。

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例えば僧帽筋(上部繊維)、見ての通り(黄色くなってるとこ)肩がコルという事はイコール首もコッている事になる。


原因が分かれば改善方法は見えてきます。首と肩のコリ、つまりは筋肉の緊張を取ってあげればいい

温める、ストレッチ、運動、やり方は様々あるので自分に合うものを続けみましょう。


おススメのストレッチ方法

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①伸ばす側の反対の腕を下に軽く引っ張る
②首をゆっくり倒す
③前後に首の角度を変えながら倒す


運動で肩コリ、頭痛を解消したい方は水泳がおススメ。【肩を回すとはこういう事!】でも書きましたが肩甲骨を動かす事で肩の緊張がほぐれ、頭痛の解消に効果があります。「肩」ではなく、「肩甲骨」を大きく動かす意識で泳いでみてください。


自分のケアだけじゃ限界がある!症状が酷すぎてどうにもならない!今すぐ頭痛を改善したい!という方は流筋ボディケアがおススメ。首肩の筋肉の緊張をその場でほぐし、平均3週間効果が持続する最新施術の予約はこちらから↓【流筋ボディケア】


緊張型頭痛の場合、筋肉をほぐし症状を改善すると共に、また首と肩の筋肉が硬くならないように姿勢の改善も必要になります。
デスクワークで頭痛が出る人は必見の記事はこちら【何故デスクワークで肩が凝るのか



〈自殺頭痛とは!?〉目の奥がえぐられるように痛む...

3つ目の頭痛は群発頭痛。群発とは、ある期間に集中して起きるという意味で、一度発症すると1、2ヶ月程毎日続きます

就寝後の夜間に痛みが出る事が多く、3種類の頭痛の中で1番痛いとされ、目の奥がえぐられるような痛みと表現される。

女性よりも男性に発症しやすく、その差は5倍。

あまりの痛みから通称自殺頭痛ともいわれる群発頭痛ですが、実は原因が解明されていません。
が、酸素吸入が効果的と認められています。


酸素で症状が改善され、目の奥に痛みが出るという事で、私は目に関係する筋肉の緊張を緩めれば症状が改善すると考えます。

具体的には目の周りの眼輪筋、後頭部の付け根にある後頭下筋群を緩めるのですが、これらを自力で緩めるのは場所的に難しい。


夜間の頭痛、目の奥の痛み、首の裏を押すと気持ちいい。これらが当てはまる方は一度私のサロンでご相談頂ければと思います。【LINE@でも相談出来ます】

※本当に自殺が頭をよぎるような症状の酷い場合は、群発頭痛を扱うお医者さんに診察していただく事をお勧めします。



+αは迷わず病院へ

最後に上記3つに当てはまらない+αの部分を紹介します。
αとまとめているものは、二次性頭痛と言われ、脳血管の破裂や腫瘍、高熱が出る髄膜の炎症といった明らかな原因によって起こる頭痛の事。

これらは単なる頭痛とは訳が違い、命に関わる怖い頭痛ですから、いつもの頭痛と様子がおかしい、頭を強く打った、などといった時は早急に病院で検査をするようにしましょう。



〜まとめ〜

頭痛には3+αの種類がある・片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛・αは二次性頭痛→早急に病院へ
頭痛の7割は緊張型首と肩の筋肉を緩める事で頭痛が出なくなる
頭痛薬は緩和にすぎず、怖い副作用もある頭痛→薬と安易に服用せず、原因からの改善を目指す


日本人の国民病とも言える頭痛。

日常生活に支障が出るばかりか、精神的にも追い詰められて辛いですよね。

休みたいのに休めない、頭痛がある中スマホやPCの画面を見なければならない。そんな過酷な状態に陥っている方も多いのでは無いでしょうか?

頭痛のほとんどは脳の病気なんかじゃなく、筋肉の緊張から痛みが出ます

それぞれに筋肉を緩める工夫をして、頭痛からの解放を目指しましょう。

皆さんの頭痛がスッキリ解消される事を祈っております。


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最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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