留学含め、学費を時間あたりにしてみる。(中高生マジ必見。)

こんにちは。留学アドバイザーのSAです。

普段は語学留学に関することを書いている私ですが、ちょいと日本の学費についても調べてみました。詳しいことは各学校違うので、まぁあくまで一般論ということで。日本の学校の場合、一人暮らしではなく実家から通うということで、基本、家賃や食費などは含めないのでご理解ご了承を。


私立高校の場合

卒業した(私立)高校の学費に関するウェブサイトをみていたら、おおよそ3年間で300万円ということがわかりました。年平均にすると約100万円。

高校の授業というのは1日50分×6つで、毎日5時間。月~金だけで25時間。土曜日は4つあったので、3時間強としよう。計算しやすく、週に30時間とする。1年間に授業が40週あると仮定して、1200時間の授業があることになる。

私立高校で年間の授業料100万円で1200時間とすると、時間当たりの授業料は1000円を切る。


私立大学の場合(理系)

一方、大学。卒業した私立大学(理系)の学費を調べたら、4年で660万円とのことでした。年平均にすると160万円程度か。当時はもう少し安かったと思うけれど。

卒業単位は120で、おおよそ2単位を取るに、毎週90分の授業を15週ほど受けるとする。つまり2単位取るのに1.5h x 15 = 22.5h。60個の授業をうけて120単位をとると1350時間。

中高生の方はご存じないだろうが、大学はテスト期間や夏、年末年始、そして春の休みは含まないとだいたい30週程度しか授業がない。休みの合計は20週弱あるといって過言ではない。

660万円の授業料で、1350時間、計算機を走らせた結果を嘘だと思って2度計算した。どうやら間違いではないらしい、時間あたり5000円弱なのだ。

もちろん高校と大学ではいろんなことがちがう。高校では制服や修学旅行積立金が必要だったけど、大学は必要ない。ただ、高校では部活に入っていたし、週に6日やっていた顧問は平均して毎回1時間以上は見てくれたのではないだろうか?そう思うと良心的な側面も多いような気がする。

確かに理工の大学は、色々設備が必要だ。実験やら計算機(世にいうコンピューターのことだが、PCとは限らない、理系の人はワークステーションなるものを使うし。)教科書代も高校時代より高かった気がする。当時の4年間の総費用が600万円だったと仮定しても時間あたり4500円だ。

これが私立文系で4年間400万円だとしても、1350時間でわると3000円。国公立の4年間の費用を250万円としても、2000円弱だ。

当たり前だけど、一人暮らしをしている人だと、4年間で数百万円かかる人もいる。これはもう恐ろしくて出す気にもならない。

日本にある700~800ある大学で、7割強は私立。国公立は3割弱。私立を選ぶ人が圧倒的に多いのだ。

なんにせよ大学は高い

…そう思っておいて間違いない。大学の先生が、寝ている生徒に、「居眠りすんなよ」という言葉かけたときに、「うるせーな」と思うのか、「ありがたい金言」と取るのかは、あなた次第である(…わけない。自明の理なのだ。)


公立高校の場合

公立高校はだいたい授業料が年間15万円くらいだろうか。月~金だけなので25時間なので、40週で1000時間。おそろしい、時間あたり150円にしかならない…。ここから私立の理系大学に進むとなると、一気に30倍の違いになるのか…。一言の言葉の重みが違いすぎるのである。東京で一人暮らしとなると、もう50倍違うと思ってほしい。


結論、勉強しないなら大学行かないほうがいい。以上。これが僕の結論。

そう。大学に行くのなら、このお金の意味がわかれば、学校の授業だけやっていればいい、先生に言われたことだけこなしていればいいとは僕なら言えない。(そう、少なくとも僕はね。)


英語圏の語学留学の場合

では、このNoteに来てくれる人のために語学留学のことを書いてみる。

語学学校の授業は週に約20時間あって、それが50週で1000時間。授業料は週に2.5万円とすると50週で100万円。これだけで計算すると1時間あたり1000円と、最初に書いた私立高校の授業料と遜色はない。

しかし、英語圏に語学留学すれば、生活費(家賃に食費)、保険や航空券など、すべての合計が300万円くらいかかる。そうなると、授業1時間の費用は3000円ともいえる。

そう、私立の文系大学に4年間実家から通った際の時間当たり費用とそう変わらない。語学留学ってのも大学に通うのと同じくらい時間当たりの出費はかかってるってこと。日本の大学で学びたいものはないから、語学留学でもという方、この数字少し覚えていた方がいい。

この数字、嘘だと思うのなら、自分で計算してみればいい。わからないなら家族に聞いてみるのもいい。恥ずかしがらず、真実を知ることは決して、損にはならないでしょうから。

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